内容説明
唯脳論を根底から覆す21世紀の“臨床神経哲学”。創発主義的精神生物学に基づいて脳と心のミステリアスな関係を解明する若き哲学者の意欲作。
目次
序 心身問題と臨床神経哲学
第1章 マリオ・ブンゲの創発主義的精神生物学
第2章 メルロ=ポンティによる幻影肢解釈をめぐって
第3章 精神医学と心身問題
第4章 心身医学と心身問題
第5章 意識のハード・プロブレムについて
第6章 心身問題と今後の哲学の課題
著者等紹介
河村次郎[カワムラジロウ]
1958年青森県むつ市に生まれる。1984年東洋大学文学部哲学科卒業。1991年東洋大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、東洋大学非常勤講師
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