内容説明
線対称世界をこよなく愛でる「シンメトリー倶楽部(主宰:寺田 克也)初の公式写真集。なにげなく撮影された日常の風景が線対称に加工されたとたん放つ異次元の面白さやあやしさは見た者の心をくぎ付けに。デジカメ写真の万華鏡、画像の回文。巻末には「シンメトリー倶楽部」幹部による「メール座談会」も収録。
著者等紹介
寺田克也[テラダカツヤ]
日本を代表するイラストレーターにして漫画家でありながら、シンメトリー宇宙の中心であるシンメトリー倶楽部ウルトラ会長
スタパ斎藤[スタパサイトウ]
世界を代表するPC系ライターにして衝動買い技術者にして、シンメトリー文明発祥の地であるシンメトリー倶楽部のスペシャル会長
伊藤ガビン[イトウガビン]
あらゆる代表を代表する編集者にして編集者。日本古来のシンメトリー技法をかたくなに守り続ける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
p.ntsk
18
写真を加工しシンメトリーにした画像を集めた写真集。シンメトリーが生み出す完全調和な美とありそうでその実この世のどこにもないSFちっくな感じが何ともいえない落ち着かなさを生み出しています。2015/01/10
ひなにゃんこ
5
★3.5 写真を途中で反転させくっつけてシンメトリーにしただけのことなんだけど、異空間が生まれたり、奇妙な生き物が出現したり、一見普通に見えても、どこかしら違和感を感じて不安になるような作品だったり、シュールレアリスムの絵画みたいで面白い。前書きに“光の当たり方が一方向じゃなくなる”というようなことが書いてあり、言われてみれば、左右に影ができていたり逆に影が消えたり、それで違和感や不思議な雰囲気を感じたりするのかと、目から鱗。2020/08/18
たっつぁん
1
動物や機械のシンメトリーより、風景のシンメトリーが数倍怖い。 どこ行っちゃうの?この先どうなっちゃうの?感がすげぇ怖い。2015/01/18