内容説明
開港20年、今や年間2000万人が利用する日本の表玄関、成田空港。30余年に及ぶ「成田闘争」の全貌を、地元在住石毛博道氏への徹底インタビューで明らかにし、日本の民主政治の真価を問う苦悩と希望の書。
目次
第1部 国の横暴と住民の抵抗(突然の空港建設決定;強制収用始まる;東峰十字路事件で一斉逮捕)
第2部 住民運動と左翼運動(管制塔占拠で遅れる開港;反対同盟の分裂)
第3部 敵だった国との話し合い(被告席からの解放、そして;話し合いまでの紆余曲折;国の問題点を糾すシンポジウム)
第4部 妥協を武器に地域再生へ(地域の一員として参加した円卓会議;闘争、シンポ、円卓会議が生んだもの)