内容説明
男の政治から女の同性愛まで、「広告批評」で展開された橋本ワールドが1冊に。「マンガ哲学辞典」も収録。
目次
橋本治の浮世絵講座
音符の上に声がある
マンガ哲学辞典
「一九八九年」の先になにがある(高橋源一郎さんと)
パンツのウラオモテ
なぜ「結婚」したの?
橋本流「社会主義」入門
祇園精舎の鐘の声…
ぼくらの政治〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
阿部義彦
9
マドラ出版、ブックオフで発掘しました。ゲップ!濃かったわー。橋本治が過去に雑誌広告批評に発表した漫画、時評、語り下ろし、エッセイなどの寄せ集め、見事に脈絡ありません、しかしその全てが橋本治というジャンルでしか語り得ません。このころは40代で髪を金髪に染めてたんですね。源氏物語を執筆中でした。漫画がまた凄いです、なんせマンガ哲学辞典ですから。評論も政治、レズビアン、ハゲまでこれだけとっ散らかった本も珍しいし、またこれこそが橋本治という現象なのでしょう。桃尻娘から始まりまた桃尻娘に回帰するのだなあ。2015/09/28
さとう
1
再読。やっぱ内容濃いなーこの本。2010/07/25