内容説明
本書では、高名なシステム開発者であるトゥーシャー・シャンデが、あなたのトレーディング上のニーズに即した「実際的な」システムの構築法を示してくれている。見やすい図表や数々の例を用いて、トレードの基本、新しいシステム、資金残高曲線分析、マネーマネジメント、データスクランブルなどについての探究に及んでいる。
目次
第1章 トレーディング・システムの開発と実行
第2章 トレーディング・システムデザインの原則
第3章 システムデザインの基礎
第4章 トレーディング・システム開発
第5章 トレーディング・システムのバリエーションを構築する
第6章 資金残高曲線分析
第7章 マネーマネジメントの概念
第8章 データスクランブル
第9章 トレーディング面でのシステム
著者等紹介
シャンデ,トゥーシャー[シャンデ,トゥーシャー][Chande,Tushar S.]
システム構築上のさまざまな問題に対する、高出力レーザーや光ファイバーを用いた独創的な解決法で9つの特許を持つ。『テクニカル・アナリシス・オブ・ストック・アンド・コモディティ』誌のチーフエディターでもある彼は、CTAの資格を持ち、共著に『ニュー・テクニカル・トレーダー』がある
鶴岡直哉[ツルオカナオヤ]
1993年、ラトガーズ大学経済学部卒業。商品取引員勤務を経て、現在、情報提供会社に勤務
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
3
裁量派は因果論的に解釈する傾向があり、経験データを市場の動きに投射するが、市場は因果律で動かないゆえに、チャートに向かうと希望と恐怖、欲望と思い込みが剥き出しになる。システム作成を学ぶ価値があるのは、それが自身の習慣とは別の、一定の期間の目的論的解釈を提供するからだ。最小化/最大化の目的設定に始まるこの解釈は因果律に逆行し、結果を知ることが原因より先行する。本書はエントリ制限フィルタや最大逆行幅での損切値の変更等の優位性を統計処理によって測り、システムに必要なトレードとリスク管理の2つのルールを概説する。2017/10/30
えふきぅ
1
トレードステーションが高いんで、EXCEL VBAでガリガリテストしたよ!
東
0
あと3回は読まなくてはと思わせる良書です。2019/09/06
ショウジ
0
基本書の一冊として何度でも読んでいます。2011/11/21
ショウジ
0
再読です。もともと分厚い本なので、読むのに時間がかかるにもかかわらず、今回は一度中断していたため読了するまでにかなりの時間がかかりました。まずはトレーディング・システムを作りましょう。それがこの本を理解するための第一歩のように感じています。2011/07/14