内容説明
学校で習う確率・統計ではなく、統計・確率を具体的な意味から説いた本書は、マーケティングに携わる人はもちろん、経営者から一般ビジネスマンまで、様々なデータ解析にかかわるすべての人に必携。数学をもう一度別の角度からやりなおしてみたい人も、学校の数学は苦手だったけれど、実は興味があるという人も、本書なら愉しみながら、統計・確率の世界を体感し、理解できる。
目次
１ 現在を読む
２ 現在から未来へ
３ 未来を読む
４ 確率論玉手箱
５ 表計算ソフト活用法
著者等紹介
野崎昭弘［ノザキアキヒロ］
１９３６年生まれ。１９５９年東京大学理学部数学科卒業。東京大学、山梨大学、国際基督教大学を経て、現在は大妻女子大学教授・社会情報学部長。数学教育協議会委員長
何森仁［イズモリヒトシ］
１９４５年生まれ。１９７０年横浜市立大学文理学部数学科卒業。会社員、高校教師、私立高校教諭、塾講師を経て、現在は大学講師、盈進学園理事長。数学教育協議会会員
伊藤潤一［イトウジュンイチ］
１９４７年生まれ。１９７０年岩手大学教育学部数学科卒業。岩手県立の高校教諭として年齢を重ね、現在は県立平舘高等学校教諭。数学教育協議会会員
小沢健一［オザワケンイチ］
１９４２年生まれ。１９６４年東京教育大学理学部数学科卒業。いくつかの都立高校教諭を３６年間勤め、現在は私立の東野高等学校校長。数学教育協議会副委員長
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
魔魔男爵
3
高校生以上を対象にした基礎の基礎の入門書。各ネタは2ページで無理やりまとめていて、ショートショート小説のように読み易くて一気読み出来るが、多変量解析は主成分分析までで、重回帰分析には触れてない。高校の数学を忘れてしまった人の復習用には良いと思います。分散=(各値-平均値)の2乗の平均。標準偏差=分散の平方根。などを忘れてしまった人はぜひ復習して下さい。数学パズル本の要素もあるから楽しく読めると思う。中学生に読ませて「チェビシェフの不等式すげー!」「俺はポアソン分布と結婚する!」と叫ばせるのもアリかな。2012/06/14
10⁻⁹
1
難しいことは書かれてないけど、全体像を掴めて統計学の凄さと触れられる本！今習ってる確率は簡単な設定ばかり扱うけれど、その先の確率論や統計学はもっと複雑な事柄を扱えるまで発展していたり、確率なのに行列や積分が出てきたりして、すごく綺麗でした！やっと確率分野から数学を感じられたし、確率への嫌悪感がなくなって嬉しい！！2021/07/29
river125
1
"Think Stats"の訳者が推薦してたので借りてみた。説明が簡素で(くどくどしてなくて)良い。文体にアクがなく、嫌悪感を持つことなく読めるので、長く付き合えそう。「数学の風景が見える」という副題から、モヤモヤしていた思考の歯車が噛み合うような快感を期待していたが、その域には達しなかった。読み込み不足。紙と鉛筆とGoogleを用意して、じっくり取り組みたい。2012/12/16
まみむめみむ
1
入門の入門。すごく分かりやすいけど、正直、これだけじゃ足りない感じがする本だった。見開き2ページで、一つの事を説明するというスタイル。2010/01/10
flysheep
0
いまいちだった。2009/03/11
