内容説明
広告界のロートレアモン・中島らもの原点。「宝島」「ぶがじゃ」「ぴあ」に好評掲載、カネテツてっちゃんとブキミとうちゃんのドメスティック全面広告コミック。解説に村上春樹氏を迎えて贈る、待望の総集編!
目次
微笑家族
啓蒙かまぼこ新聞
中島らも4コマ傑作選
中島らもとニュー・ウエストの抬頭(村上春樹)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Lily603
3
★★★+ 「かねてつ」というカマボコ会社の広告として掲載されてたもの(春樹さんによるあとがき『中島らもとニュー・ウエストの台頭』が目当てなんですけどね)。春樹さんは中島らもさんを「ノリがライトで、ひねりがあって、どちらかといえば個人性が勝っている」ニューウエスト(新関西)型と評している。たしかに捻くれていて(というかひねりすぎて)、まあ、正直、ついていけなかった笑 でもこういう全力で関係のないしょうもないことをやってる方がなんだかおかしみがあって商品に愛着がわきますね。2012/07/26
Jimmy
2
巨匠との出会いとなった。くだらなさの中にセンスもエスプリも底知れなさも感じた。
猫森
1
てっちゃんと父ちゃんのオチのない3コマとか、ネットがこれだけ普及した今なら「冗談の広告」として歯牙にもかけられないと思うんだけど…真面目に広告だったんですよね。すごい。村上春樹が解説を書いている稀有な本。2014/09/20
まもる
0
啓蒙かまぼこ新聞読了。本人が読者とハガキでやり合うの、ツイッターみがあって非常に面白かった。 「これは中島らもって人が『かねてつ』という架空の会社をでっちあげて1人でくだらない冗談をやってると思ってたのよ」 かまぼこ新聞読者だった村上春樹の奥さんがこう思ってたの草。解説も良かった。2017/11/14
Kouichi Matsumura
0
連載時に読んだ記憶があり、その時は面白いなぁと思っただけですが、オッさんになった今読むと、なかなか深い味があります。かねてつのかまぼこ食べたくなってきた。2014/02/15