isの本<br> 青の美術史

isの本
青の美術史

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784938547462
  • NDC分類 702
  • Cコード C0070

出版社内容情報

◎第1章 夢見る色-青 ○青の旅・夢の旅 ○青の発見の世紀 ○青=天上の色、赤=大地の色 ○世界と共鳴し、調和する場 ○青の不思議へ ◎第2章 オリエンタルな青 ○青の不在 ○「海の彼方の」青と金 ○「人間の色」と「天の王国の色」 ◎第3章 聖母マリアの青いマント ○「海」の響き ○マリアの赤い着衣と青いマン ト○赤の《受胎告知》と青の《受胎告知》 ◎第4章 ジョットの青の方へ  ○青の画家 ○東方の聖なる青 ○シャルトルの青 ○聖なるものの出現 ◎第5章 「フェルメールの青」と「シャルダン青」 ○登録された青 ○光に内在する「青」の発見 ○性格・感情を伝える「青」 ◎第6章 麗しい青のなかで-生死をつなぐ神秘  ○彼方の空の「青」 ○ロマンティック・ブルー/のろわれた運命の徴 ◎第7章 欲望の軽やかな戯れ-空色のコルセット ○印象派の光と青 ○欲望の戯れ ○浮世絵の「ブルー革命」 ◎第8章 自然の根源へ-奥行きの青 ○セザンヌの青、包む青 ○感覚的かつ知的な青 ○青のrealisation ◎第9章 色彩の世紀-マチスとピカソ ○「感情」の表現の場/極限的な「生」のブルー ○オルフェウスの青 ○二つの「極」 ◎第10章 Poles and Balls-サム

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

5
『ハイドラの告白』より。青に感じる夢とロマン。冒頭の青についての考察が面白かった。未掲載の作品に対する記述が多く、素人なのでググらないとわからなかった。文体が少し不自然。2017/08/29

読み人

4
<古書購入>入手、即読。楽しく<青>の世界を連れ歩いて頂きました。2014/05/08

ニコ

4
図象を理解したくて購入。その点で望み通りではほとんどなかったけれど、中身には満足です。「青は空間と媒質の色」というくだりがとても気に入りました。青は作用によって生まれる色で、大半の生物やモノは持ってない。だから神秘的で胸打たれるし、理想の象徴みたいな使われ方をする。 初めてモルフォ蝶の標本を見た時の、あの衝撃を思い出しました。 2013/08/23

スエ

3
一冊まるまる引用したくなるくらい、素敵な一冊。ジョットからはじまり、フェルメール、セザンヌ、ピカソを経てイヴ・クラインに通じる青の歴史。フリードリヒの「海辺の修道僧」に若山牧水の「白鳥は かなしからずや 空の青 海のあをにも 染まずただよふ」を重ねるなど、その感性もすばらしい。ちょっと詩情に寄り過ぎて、わかりづらい部分もあったけれど。もう少しカラーの図版を増やしてくれたらよかったかな。2011/10/05

Tetsuharu Hanazaki

2
表象文化論の小林康夫さんによる”青の美術史”。 青の歴史は、ほぼイコール鉱物ラピスラズリの歴史。 ジョットの青から始まり、シャルダン、フェルメール、セザンヌ、ロスコ、サムフランシス、ポロックを経て....IKBのイヴ・クライン! 35歳で早世した彼で”青の美術史”を帰結させる美しい構成。 絵画作品のみならず、印象派時代の詩人ステファヌ・マラルメの”蒼空”に、東京都立現代美術館の長谷川祐子館長による1992年アナザーワールド展へのフォーカスもまたよい。2019/09/06

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