内容説明
ひとつながりの生態系として森、川、海、マチをとらえ、地域像に発想の転換をせまる。
目次
まえがき “水のある星”に生きる
序論 林系と水系を結ぶ経済学
木を植えて魚を殖やす ニシンはなぜ消えてしまったのか
森は海の恋人 牡蠣の眼で森をみる
瀬戸内海の立木トラスト運動 木札に託した環境再生への願い
百姓よ、田の水を山までたどれ 宮城・船形山のブナ原生林を守る
月光川水系とともに生きる町 アルミ再処理工場は去ったけれど
酸性雨に学ぶ環境論 市民科学のネットワーク
撤回させた鴨川ダム計画 森と川を使い捨てにしないために
緑網・水網都市への転換 土地利用を問い直す市民運動
あとがき 海鳴りが聞こえる原風景