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出版社内容情報
1993年の水木しげるロードのオープンから10年。増え続けていた入込み客数は減少の兆しを見せはじめた。「このまま手をこまねいていては、減少は加速する…」。
2004年5月、桝田知身、境港市観光協会会長就任。「妖怪のまち」第2章の幕開けだ。
桝田の幅広いネットワーク、矢継ぎ早に繰り出すアイデア、行動力、マスコミへの働きかけ…。2004年78万人だった年間入込み客数は2008年には172万人を数えた。
さらに2010年、NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」放映、水木しげる先生の文化功労賞受賞、日本流行語大賞に「ゲゲゲの~」が選ばれるなど、「ゲゲゲ」ブームに乗り、年間入込み客数は空前絶後の370万人を突破した。実に過去最多172万人の2倍以上の記録だ。
いかにして境港は「妖怪のまち」として人気観光地の地位を確立したのか。
キーマン桝田知身のまちづくりへのおもい、ノウハウを詰め込んだ、まちづくり関係者必読の一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiu
1
境港市観光協会会長による奮闘記。ブームがひと段落し、ロード入り込み客が減っていく中で会長に就任した著者が、次々と新たな企画を打ち出すことで、さらなる賑わいを呼び込んでいく。全体のことを考えてビジョンや施策を強引に実現させていくという豪腕っぷり。企画の内容の吟味より、とにかく色んなところから出てくるアイデアをどんどん拾って実行していく、というのが成功している秘訣だと思う。本書自体は雑多な内容の寄せ集めだが、これで一冊の本を作り上げてしまうというのも、それはそれで実行力の為せるわざだなと思った。2019/09/30
星にいる人
0
この境港に観光に行ったときに記念に買った本。「全体のことを考えて、強引なことをする」のが優れたリーダーであるという意見は面白かった。2019/05/31