目次
1 はじめに(七人からの出発;わたしの仕事)
2 比較と交流(「ステブストン」の日系カナダ人―戦中・戦後の体験がどのように人生経路を変えたか;移民研究の意味―私にとって、日本にとって ほか)
3 生活記録運動(『山びこ学校』は歴史を創る;生活記録運動の戦後と現在)
4 柳田国男・費孝通・南方熊楠(柳田国男の都鄙連続論―費孝通、レッドフィールドとの比較において;春城行 ほか)
5 内発的発展(水俣民衆の世界と内発的発展;『遠野物語』を原点として東北モデルを考える ほか)
6 アニミズム(宗教と女性;インディアンの生命の母神 ほか)
7 先達・友人・家族(女の辛酸をなめて生まれたおおらかな学問―丸岡秀子さんのこと;比較の深層 日本文と英文とのあいだに―河合隼雄さんのこと ほか)
8 終わりに(人生周期と暮らしの時間;アニミズムの葬送)