長崎新聞新書<br> 軍艦島の遺産 - 風化する近代日本の象徴

  • ポイントキャンペーン

長崎新聞新書
軍艦島の遺産 - 風化する近代日本の象徴

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784931493537
  • NDC分類 219.3
  • Cコード C0221

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mm

14
ただ行ってきたというだけにならないように、お土産やさんにあった本を買ってきて読みました。現実としてここに住んでいらっしゃった方の想いを、受け止めさせていただきました。2015/01/21

バトルランナ-

9
読了後、長崎市民にヒアリング。63歳男性。子供の頃、端島の人たちは羨ましかった。炭鉱の事故はあるが、水道、電気等光熱費は会社持ち。4.6点。確かに軍艦島ではなく、端島の記録だった。ブラックジャック15巻要塞島。緑なき島。昭和23年。人口密度世界一。昭和49年閉山式。ドルフィン桟橋。女性風呂では赤ちゃんをみんなが助け合って面倒を見てくれたそうである。先生が近い。カーブに強い。よく他人から怒られた。コミニュティ。一番悲しかったのは2023/02/18

安国寺@灯れ松明の火

7
以前、長崎に行ったときに軍艦島上陸ツアーを予約していたのですが、天候不順(吹雪!)のため中止になりました。そのとき無念を噛み締めつつ買って帰ったDVDと合わせると、島の特異な環境がよく伝わってくる気がします。特に実際の暮らしぶりを語る3章が興味深く、高層住宅というより長屋生活そのものだったという表現が印象的でした。閉山後間もなく廃墟と化した島の姿はエネルギーに乏しい日本の未来を暗示しているようだという述懐もありますが、私は「選択と集中」の極限の形と言った方が近いように思います。2013/04/11

ちあき

3
長崎県端島(通称「軍艦島」)で営まれていた生活、また、産業遺構という狭いカテゴリーにはおさまりきれない端島の歴史的意義について書かれた本。再読。炭鉱史や都市工学の話題もおもしろいのだが、坂本氏がこの島ですごした少年時代の思い出を語る3章がやはり出色。モダンな集合住宅に部屋の鍵をかけないプレモダンなコミュニティがあったこと、子どもたちが夜遅くまで互いの家をゆききして遊んでいたことなど、興味深い証言が多数。廃墟マニアが喜ぶ類の写真は少ないけれども、多くの人に読んでほしい一冊。2009/03/07

ユウヤ

1
端島に実際に住んでいた著者らの目線で書かれているため、故郷を残していこうという温かいものを感じた。軍艦島は外見だけの話で、かつてそこに住んでいた人にとっては世界遺産になろうが、大事な場所なのだ。当時の生活や学術的話も多く、読みごたえがあった。2017/10/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/123735
  • ご注意事項