ロスト・イン・アメリカ

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  • サイズ B6判/ページ数 467,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784925140195
  • NDC分類 778.253
  • Cコード C0095

内容説明

喪失か、解消か、あるいは…?遊離するシネマとフィルムの間隙から来るべき“映画”の地平を照射する…気鋭の映画監督、小説家、批評家による知的挑戦!アメリカ映画を語り尽くし、書き尽くす。

目次

序章 映画史からの解放スティーヴン・スピルバーグとアメリカ映画
第1章 すべての映画はアメリカ映画に通ずる
第2章 アメリカ映画は変容したか
第3章 スピルバーグの時代とキャメロンの時代
第4章 物語の形式、責任の主体
第5章 「喪失」以後のアメリカ映画
終章 拡散する風景の中でスタンリー・キューブリックとアメリカ映画
補遺 1980年以降を代表する俳優・女優

著者等紹介

安井豊[ヤスイユタカ]
1960年、東京都生まれ。アテネフランセ文化センターの企画コーディネーター。現在は、映画美学校の事務局長をつとめる。ヴィム・ヴェンダース論、ジェームズ・キャメロン論、ラース・フォン・トリアー論などを、「カイエ・デュ・シネマ・ジャポン」などに発表。黒沢清監督『大いなる幻影』では俳優として出演。2001年、初の批評集を出版予定
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

梟をめぐる読書

3
二〇〇〇年紀到来前夜に行われた、阿部和重、青山真治、黒沢清、塩田明彦、安井豊らによる豪華対談集。1999年当時の『タイタニック』の興行的大成功をして「キャメロンの時代」と総括したり、現在ではすでに有効性の疑わしくなっている部分もあるけれど、しかし911テロやイラク戦争といった現実の事象に引き付けられることなく無邪気に「アメリカ映画」(大文字の〈シネマ〉)を語ることのできた最後の時代の証言として、稀有な幸運に恵まれた企画だったといえる。2012/01/28

omemegaro

2
キャメロンとスピルバーグが話題の中心。阿部和重の頭の良さ、俯瞰に物事をまとめる上手さと、黒沢清の率直な感覚、実感から思索しているその有難さには、こういった対談を読んだときの常ではあるけど改めて感心する。99年当時にはジョージ・クルーニーの存在がまだそんなに大きくないというのが一番時代を感じた。2016/08/21

kikikaikai

1
久々に再読。出版次点で、世界で最も真摯にスピルバーグを評価している本かもしれない。2013/02/04

さとう

0
もっと映画見てから出直してきます。2011/10/11

aquirax_k

0
面白い本だけど、絶版ということで誰も読んでないのね。

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