出版社内容情報
「ねこねこ どこへいってた？あっちきょろきょろ こっちきょろきょろ ぶらぶらしてた。りすりす どこへいってた？…」語りかけるような言葉とリズム。白と黒と赤がおりなすキリリとひきしまった世界。声に出して読んであげると、なんだか心地よくなって…。
およそ2～3才から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ🍀
156
みんな、どこへいってたの？…猫はぶらぶらして、小鳥は高く飛んでいて、魚はスイスイ泳いでる。ミツバチは蜜を集めて、モグラは土にもぐってる。みんな気ままにやりたいことをやっています。まさに子どもたちのように。この絵本を手に取る子どもたちは共感して笑顔だろうな。…かたや大人たちはもしかしたら、そこに意味や価値を求めてしまって、素直に受け取れないのかもしれない。…君は今、どこへいってたの？なぜいってたの？だって、「いきたいからいっていたんだよ！」それこそが子どもの強みであり、大人になって微笑んでしまう純粋さです。2021/03/08
masa@レビューお休み中
88
ねこ、りす、さかな、ことり、うま…それぞれの動物たちが、どこに行ってたか、何をしていたのかを尋ねていきます。動物たちの答えは、ふつうのものもあれば、まるでなぞなぞのように不可解なものもあって、思わず読み返してしまうことがあります。動物のイラストが妙にリアルなのですが、変な小物を持っていたり、言葉が面白いので気にならないかな。文章のリズムが心地よいので、メロディーをつけて読みたくなってしまいます。読み聞かせするときは、一緒に歌いながら読むと楽しそうですね。絵本は音やリズムが大切なんだなとつくづく思います。 2013/05/15
鱒子
65
図書館本。リズムのよい上質の絵本。出てくる動物たちがみんなかわいいです。ひきがえる(toad)かえる(frog)がきちんと別物として表現されています。作者はかえるが好きな人と見た！！そして最後のページのカラス。センスの良い絵本です。012歳〜2018/12/04
♪みどりpiyopiyo♪
47
「ねこ ねこ どこへ いってた？ … 」動物たちの絵と詩が可愛い絵本です。白黒の絵に赤の刺し色が効いてます。■「おとのほん」シリーズの作者さん。1952年。この頃の絵本は、まだカラー印刷じゃなくて 版画みたいな多色刷りなのですよね。少ない色数で洗練された無駄のない絵が魅力です。小型の版型も、赤ちゃん絵本にぴったりですね。■いろんな動物たちのいろんな行動がたのしいです。ところで、本のトビラのうさぎさんは、どこへ いってたの？2016/10/13
chiaki
38
寝る前に次女に読み聞かせ。リズミカルな文といい、白・黒・赤の3色刷りの美しい絵といい、可愛らしい絵本のサイズといい、すごく好みの１冊です。大事に大事に、何度も何度も眺めたい♡いろんな動物たちが登場するので次女も大喜び！最後の仕掛けには「え？」と、困惑してました。笑 自転車をこぐねこちゃん、かごにいっぱいの野いちごを摘んだひきがえるさんが可愛い。2020/12/19
