感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
80
最高!ささくれ立った心をぱっと明るくしてくれる詩集。こういう本に出会えるから絵本や児童書を読むのが止められないのです。ずっと前に読んだ1も良かったが2も素晴らしい。工藤直子さんが、のはらのみんなつぶやきを聞き取って詩にしたもの。露も大地もみみずも丘もこだぬきもみんな言葉を持っているのですと書けば、大人の常識としておかしいが一木一草仏性の言葉にあるように、生きとし生けるものは私たち人間と命を共有する仲間だと思う。のはらうたのみんなの声に耳を傾けることは、私たちの中にあるいのちの重みを実感することだと思う。2013/10/19
へくとぱすかる
45
再登場するとは思わなかった「のはらみんな」。でも、それぞれに名前がある個性なんだと。「あさのひととき」のつゆくささやかさん。ヒトの目線じゃない朝のさわやかさが、ひときわ光る。個性ある存在だけど、特性もそのままあるから、みみずみつおくんのように、「きぼう」として思いをあらわすわけだ。かたつむりでんきちくんもすごい夢をみる。何しろかたつむりなのだ。いしころかずおくんの「にらめっこ」。のはらみんなが、お茶をのんだり、ゆりいすにすわったり。何もなくても楽しそう。この小さな本を開くだけで、のはらみんなに会える。2022/02/09
千穂
38
いつもは恥ずかしがり屋のこりすすみえさん、時々あらよっと大胆になる。のはらの仲間たちはおとなしい子も元気な子も。いい味出してくれてる。声に出して読みたい詩。2017/12/16
anne@灯れ松明の火
27
講習会で、おはなし会の導入に、なぞなぞのようにして使えると聞いた。楽しそう♪ 使えそうなものをチェック。「たっぷたんたん」「『あらよっ』のとき」「ひととき」2019/03/16
小夜風
25
【小学校】のはらうた2冊目。「あさのひととき」から「おやすみ」までののはらむらの1日。元気な子もいれば恥ずかしがりやもいるし、好奇心旺盛な子もいれば、センチになってる子も(笑)。どの詩も工藤さんのまなざしが優しくて、この詩集を読むと世界を見る目が変わりそうです。ひらがなって可愛いなぁって思いました。2016/03/14