物理数学の直観的方法 (第2版)

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  • サイズ A5判/ページ数 254p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784924460898
  • NDC分類 421.5
  • Cコード C1042

内容説明

87年に出版されて爆発的反響を呼び、理系読者を驚喜させた名著が、2000年度を機に改訂版として甦る!今回新規に加筆された章では「三体問題」の不思議が解き明かされ、それを通じて新たな視野が拓かれる。恐らく読者は本書によってエキスパートへの最短の道を手に入れることだろう。

目次

第1章 線積分、面積分、全微分
第2章 テイラー展開
第3章 行列式と固有値
第4章 eiπ=-1の直観的イメージ
第5章 ベクトルのrotと電磁気学
第6章 ε‐δ論法と位相空間
第7章 フーリエ級数・フーリエ変換
第8章 複素関数・複素積分
第9章 エントロピーと熱力学
第10章 解析力学
第11章 三体問題と複雑系の直観的方法

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おおにし

15
昔第1版で大変お世話になりました。読んだ当時この本でrotや複素関数が少し身近なものに感じることができ助かりました。その後第2版が出て、三体問題の章が追加されたと聞いていたのですが、なかなか読む機会がなくようやく読むことができました。行列の対角化による三体問題が解けない理由の説明は直観的に理解できましたが、話が要素還元主義や近代社会思想の批判まで至るあたりはちょっと説明不足な気がします。この辺りは別の本で改めて展開してほしいものです。2014/05/24

Haruka Fukuhara

6
20代で書いた有名な本らしい。自分には経済数学の方が興味が持てる内容だった。ちゃんとつまずけるくらい勉強したらまた読んでみようかな2017/06/11

np

4
めちゃくちゃ面白い。理系学生が物理数学に躓いた時に読む本、かとおもったら遥かにその上を行っていて、物理数学の本質的な部分、そもそもの着眼点、発想を示してくれるから納得できる。複雑系の章は、物理数学の解説に留まらず、壮大な近代科学に対する批判、社会の中の思考方法の矛盾を示してくれる。複雑系に関する話題は読み物としての魅力以上に、思想、哲学の根本に関わる部分だと改めて感じた。2017/03/15

ウオオオオオ

1
独特の視点があり、当時流行ったことに納得した。エッセイとして読んだ方がよい。2018/02/06

Junya Akiba

1
学生の頃、まわりで話題になっていたのにまるきり触れることすらなく通り過ぎてしまった本だが、たまたま見付けて手に取りました。このように物理数学を目的指向で概念を具体的に説明してくれる本、当時(2年生の頃?)出会ってればなぁ~。今回は、あの頃理解出来ず、墓の中まで悔しい思いを引きずるのではないかと思っていた複素積分が、あまりにすんなり入って来たのでなんかちょっと嬉しい感じです。2016/01/18

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