内容説明
「クリスチャン軍人」たらんとして入校した海軍兵学校。その同期の三分の一が戦死した…。特殊潜航艇艇長の物語。
目次
第1章 戦時下植民地の台湾(クリスチャンの父;「ヤソ!」と差別されたクリスチャン ほか)
第2章 アジア太平洋戦争下の海軍兵学校(開戦1週間前の入校式;あこがれの短剣 ほか)
第3章 特攻兵器・特殊潜航艇の艇長(特攻兵器「蛟龍」の基地;特殊潜航艇の訓練 ほか)
第4章 特攻として逝った若き同期生たち(立ち直れるのか?;特攻攻撃での戦死者 ほか)
第5章 平和と宣教への旅立ち(ブラジルへの船出;貧窮したブラジルの生活 ほか)
著者等紹介
宗像基[ムナカタモトイ]
1924年台湾基隆市生まれ。台北第1中学校卒業後、1941年海軍兵学校入学。卒業後、軽巡洋艦「木曾」乗組員。少尉任官後、特殊潜航艇「蛟龍」艇長。その後、後輩の指導教官となり、海軍中尉として敗戦を迎える。1947年、日本基督教神学専門学校に入学。卒業後、伊豆松崎教会牧師、広島牛田教会牧師を経て、1957年、宣教師としてブラジルに渡る。1979年帰国し広島キリスト教社会館館長に就任。1990年、現在の小平学園教会牧師となる。月刊個人誌『バベル』を発行
堀口洋子[ホリグチヨウコ]
1951年東京生まれ。都立三鷹高校を卒業後、国立国会図書館勤務を経て、編集者に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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