内容説明
日本芸術院賞受賞最新作豊かな革識で語られた始皇帝の実像。中国を統一した始皇帝の出生から秦の滅亡までを描破。
目次
第1章 現代に生きる功績
第2章 乱世の果て
第3章 少年王政の秘密
第4章 全国統一への道
第5章 独裁者・光と影
第6章 万里の長城と騎馬民族
第7章 秦を支えた法家
第8章 神仙へのあこがれ
第9章 迸る庶民の恨み
第10章 戦国最強の軍隊
第11章 文物は語る
第12章 帝国の滅亡
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
18
○始皇帝の生涯、業績が簡潔にまとめられています。毀誉褒貶がある人物ですが、やはり中国を一つの集合体にした偉大な人だと思います。2024/03/03
竜王五代の人
7
陳先生らしい平易な語り口で、統一中華という概念を作り上げた秦という国の国情(遊牧民的な利便優先・リーダー独裁)と、魔性の人・始皇帝の人となりが示される。アクバル大帝が引き合いに出されるのもインドも専門の陳先生らしい。2023/05/29
Tanaka9999
2
陳舜臣さんの歴史講座。 中国がひとつであるのは始皇帝の功績という指摘は初めて聞いたがなるほどと思った。 そのほか、秦と始皇帝の事業の解説。中国の基本が知れた、かも。2018/04/23