本土の人間は知らないが、沖縄の人はみんな知っていること - 沖縄・米軍基地観光ガイド

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  • サイズ B6判/ページ数 351p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784915999178
  • NDC分類 395
  • Cコード C0095

出版社内容情報

普天間、辺野古、嘉手納、ホワイトビーチなど、沖縄本島に存在する米軍の全28基地を完全取材!!

1.詳細な地図入り観光ガイド
2.須田慎太郎による撮り下ろし写真集(オールカラー・200点)
3.歴史的背景説明と読書ガイド            

 の3方面から、徹底解剖。次々と明らかになる驚愕の真実。この島(面積の20%が米軍基地)には、戦後日本の、そして世界の歴史の謎を解くカギが隠されていた!!

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

28
沖縄における米軍駐留の歴史を詳しく解説。憲法が国を守るというのも非現実(言霊信仰)であるし、米軍との対等な同盟または連携というのもまた幻想である。岸信介の満州と日本関係をそのまま日本、アメリカ関係に置き変わったというのはしっくりくる説明。数十年かかるし、アメリカの相対的な影響力が衰退する上で、日本の脱満州化(自主防衛体制の確立)を図っていかなければならないし、沖縄も米軍が撤退しても、中国にやられない体制を確立しなければいけない(日本軍の駐屯)と強く感じた。2021/01/24

kazuさん

19
"日米安全保障条約の方が日本国憲法より上位法である。自国の法体系を根底から破壊するが故に、日本国憲法が歯止めとならない状況下での日米安全保障条約に基づく米軍駐留は絶対に認めてはならない"と主張する。日米安保条約や日本国憲法の成り立ちについて再考を迫る深い内容の本だ。写真集は単に著者の思考の出発点に過ぎない。2021/04/29

mami

16
情けない、ただひたすらに。沖縄に米軍基地があることは勿論承知している。しかしそれだけ。地図で色分けされた分布を見て沖縄全体の18.4%を占有している事実に驚愕。タイトルの基地観光ガイドは強烈な皮肉に思える。写真を多用して初めて現実を突きつけられたからだ。95年の少女暴行事件。公表を決めたのは被害者自身だったという。いたいけな少女でさえ危惧するこの国の将来に、何故大人は本気で向き合おうとしないのか。2018/05/08

おおにし

15
るるぶ片手に沖縄を旅行した時には米軍基地の存在を意識することはほとんどありませんでした。アメリカンビレッジの観覧車から見た景色の中に基地の姿を見たくらいの記憶しかありません。今度沖縄へ行く機会があればぜひこのガイドブックを持参して米軍基地の島沖縄のリアルをこの目で確かめたいと思います。コラムにかかれた沖縄の現状についてはタイトルどおり知らないことばかりで沖縄に対する認識がはっきり変わりました。「沖縄の基地を知るための44冊」というブックガイドもあり、沖縄ガイドとしてとてもお値打ちな1冊だと思います。2015/06/13

Maki Uechi

11
★★★★★ 沖縄の基地問題から見えてくる日本のおかしな構造。知らなかった事も多くてショックと恥ずかしさを覚えた。これからはもう少し真面目に向き合っていかなくちゃいけないよな。「親米、反基地」ね。もう基地はいらない。いいかげん怒ってもいいよね。もっと沢山の人に読んでもらいたい良書です。2016/07/01

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