内容説明
音楽は「音とが苦」や「音学」ではない。「音」そのものを創り、「楽」しむことから始まる音楽があってもいい。それならテキストも、ただの工作マニュアルじゃつまらない。音楽や工作が苦手な人(そもそも著者がそうだった)でも楽しめるよう、楽器のルーツや文化的背景に重心を置き、おすすめCDやビデオ、ワークショップや民族楽器が買える店の情報も入れた。
目次
風笛と山彦
振り回す楽器
振り鳴らす楽器
楽器作りの材料と道具
竹の響き
声の魔力
笛さまざま
口琴・ムックリ・びやぼん
糸の響き
太鼓と水太鼓
金属の響き
民族楽器とは何だろう?
参考資料
著者等紹介
関根秀樹[セキネヒデキ]
1960年、福島県生まれ。和光大学、桑沢デザイン研究所などの非常勤講師でもあるフリーランスの研究者・雑学者。主に近代以前の生活技術史や道具文化史が研究テーマだが、博物館のソフトデザインから環境教育と結びついた村おこしまでフィールドは広く、中学の音楽教科書にも執筆。各地の美術館や博物館、学校などで分野横断的な多彩なワークショップを展開している。水質汚染のない染織技術の特許を持ち、キリモミ式古代発火技術で6秒の記録を持つ初代世界チャンピオンでもある
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