内容説明
関東大震災の衝撃的な光景を伝える写真雑誌が大正12年10月、11月に相次いで刊行された。当時の写真雑誌は、希少なうえ高価であったため手にできる人は限られていた。しかも時代の経過とともに紛失、消失したため、“幻の写真雑誌”として人々の記憶の中に仕舞い込まれた。大地震のあの日から69年後に、4冊の写真雑誌が発見されたのは奇跡以外のなにものでもない。250余点から厳選された数々の写真。
目次
大鳴動 大正十二年九月一日牛前十一時五十八分
報道写真に見る激震の脅威
関東大震災号
大正大震災写真帖
関東大震画報
東京大震火災区域地図
横浜大震火災区域地図
関東大震災画報
写真時報 帝都復興号
被災の表情
地震の大きさ
アメリカからの援助
各国からの支援
九月一日の模様
甘粕事件と朝鮮人虐殺事件
交通通信機関の途絶
帝都復興計画
第2の関東大震災を予告する噴火