内容説明
「戦時国際法」の知識あらば。日本こそ加害者と強弁する歴史学者を殲滅!「集団的自衛権」に反対する憲法学者も殲滅!
目次
1 安倍談話に関して―ウィルソニズムの恐怖
2 国際法とは何か
3 満洲事変
4 支那事変
5 国際法的問題
6 事変と戦争の大きな違い
7 歴史問題の心得
著者等紹介
倉山満[クラヤマミツル]
1973年、香川県生まれ。憲政史研究者。1996年、中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程を修了。在学中より国士舘大学日本政教研究所非常勤研究員。日本国憲法を教える。2012年、希望日本研究所所長を務める。同年、コンテンツ配信サービス「倉山塾」を開講、翌年には「チャネルくらら」を開局し、大日本帝国憲法や日本近現代史、政治外交について積極的に言論活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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北本 亜嵐
27
先の戦争、日本は「加害者」と言われているが本当にそうなのか?「国際法」の観点から検証した本。よく「日中戦争」と呼ばれるけれど、実のところは「満州事変」「支那事変」というとか。これらが日本の侵略ではなく、むしろ中国からの侵略だったと結論づけている。最後の「歴史問題の心得」倉山氏らしい見解でした。2016/05/16
軍縮地球市民shinshin
17
色々勉強になった。当時の国際法に違反しているかいないかで、満洲事変~支那事変まで研究したのが本書。結果は違反していないということだった。既にこの領域では国際法学者の佐藤和夫の先駆的研究があることも知った。歴史学界の、非論理的思考が縦横に述べられていて、著者がよく槍玉にあげている北岡伸一が歴史学界からみれば「右翼」にあたるというのも頷ける。五百旗頭真もたぶん歴史学者から見たら「右翼」だろう。それほどあの分野はヘンテコの集まりなのだ。安保法案に反対する学者の会に如何に日本史専攻が多いか。ちょっとみればわかる。2016/05/10
phmchb
15
支那での事変に関係しての「戦時国際法の心得と利用する際のお作法」ダイジェスト版。今月の読んだ冊数を嵩ましする目的(←おいおいw)で読むほどに薄く気軽に読める1冊。しかもワンコイン(税抜き)でお手頃。是非一読を。そしてこれで根性腐った学者擬きを成敗しましょう!!2016/06/16
anko
10
国際法と地政学、必須科目だよな…2016/10/17
Fumi Kawahara
8
戦前日本の政治史・外交史の本において繰り返し綴られてきた「戦時国際法の心得と利用する際のお作法」ダイジェスト版。今月の読んだ冊数を積み上げる目的で読むほどに薄く気軽に読める1冊。ついでに言えば、そのお値段も気軽。現在のイラクやシリア、エジプトにロシア、トルコ等々を見れば、当時の大日本帝国が置かれた状況がより分りやすく、且、たかが日本一国が平和平和と唱えたところで世界が平和になるハズもなく。昔はね、思ってたものですよ、私も。他国の領土に軍隊が駐留してるのが悪い!ってね。でも、中東見てその考えは捨てましたわ。2016/05/30