Truth in fantasy<br> 魔術師の饗宴

Truth in fantasy
魔術師の饗宴

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  • サイズ A5判/ページ数 213p/高さ 21X15cm
  • 商品コード 9784915146060
  • NDC分類 147.1
  • Cコード C1098

内容説明

この本では、魔法使いにスポットを当ててみました。妖術使い、錬金術師、ドルイド…。彼らこそ、西洋非合理主義のそのまた闇の部分の代表者達といえるでしょう。あの悪名高い魔女裁判は、いったい何者を捕まえて裁いているつもりでいたのでしょうか。錬金術師は、本当に金を合成しようとするためだけに、何千年もの年月を費やしたのでしょうか。ファンタジーといえば、必ず登場するのではないかと思われるルーン文字、そのルーン文字とは、一体どこの誰がどのように使ったのでしょうか。この本は、このような疑問に答えるために書かれました。

目次

1 呪術
2 ドルイド
3 ルーン
4 占星術
5 カバラ
6 錬金術
7 妖術・魔術
8 ヴードゥー教
9 ヨーガ
10 神仙道
11 修験道

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェルナーの日記

111
RPGに必ず言ってよいほど同情する魔術師。本書は彼らについてまとめた1冊。一言に魔術師といっても様々な呼び名があって、その名前によって扱える魔術が変化する。ケルト民族の”ドルイド”。北欧神話に登場する”ルーン”。ユダヤ民族の”カバラ”。諸説はあるがメソポタミアを起源とする”占星術”。エジプトを起源する”錬金術" 。西欧暗黒時代を席巻した”ソーサリー”。中米ハイチの”ヴィードゥー”。そしてインドの”ヨーガ”。中国の”神仙道”。日本の”修験道”を分かりやすく解説書でRPGをより楽しむための一書といえよう。2016/10/28

りりす

23
幻想や魔法には必ず人間の思想や歴史的な出来事が関連していて面白い。世界史をとっていたのでその辺でも面白かったです。ニコラウス・コペルニクスの「神の造った宇宙はもっと整っていて、美しいはずだ」という言葉は、美の本質を突いた言葉だと思う。2015/09/01

barcarola

3
随分と久方ぶりに再読。西洋ばかりでなく、中米やアジアにも触れられている点が嬉しい。で、その昔、何かの折にゾンビ映画の話題になって、その際に本書で得たヴードゥーのウンチクを披露したところ随分と訝しがられてしまったという思い出がある。2018/05/03

竜王五代の人

2
各種魔術の、概要・歴史・代表的な人物などの総合的な解説本。著者山北篤が、ほぼ同じ種類の魔術について、考え方や仕組みの方に話を絞って焼き直したのが同シリーズ№50の「魔法・魔術」で、どちらかを選べと言われれば私は後者を選ぶ。最後の方の毒物の一覧とか魔法のRPG的な分類とかはかなり浅くてページの穴埋め感あり。2022/10/21

ybhkr

2
魔術を体系化しつつ、インデックス化したもの。それぞれ詳しく書かれたものは出ているのでこの本はあくまでもインデックスとして役立つ。ヨガや占星術も魔術のひとつとして扱っているのが不思議。西洋以外の神仙道や修験道も掲載されている。印の組み方やルーん文字などちょっとした表がついていて便利。浅く広い知識を辞書的に使う文には十分。しかし、基本を知っていて深く知りたい方には不向き。2012/07/31

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