団地のふたり

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団地のふたり

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  • サイズ 46判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784910207322
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

イラストレーターなのに現在はフリマアプリで生計を立てる奈津子と非常勤講師の仕事で日々ストレスを抱えているノエチ。生家の団地に戻ってきた二人の、暑苦しくない、さらりとした友情を、ユーモラスに温かく描く。

著者等紹介

藤野千夜[フジノチヤ]
1962年福岡県生まれ。千葉大学教育学部卒。95年「午後の時間割」で第14回海燕新人文学賞、98年『おしゃべり怪談』で第20回野間文芸新人賞、2000年『夏の約束』で第122回芥川賞を受賞。家族をテーマにした直近刊『じい散歩』は各所で話題になった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モルク

157
50才のイラストレーターではあるがフリマアプリで日銭を稼ぐ奈津子と優秀だがなかなかうまくいかず私立の非常勤講師をするノエチ。2人は幼なじみであり実家である団地に戻って来ている。昭和レトロな団地は高齢者だらけとなり50才でも若手。様々な用を頼まれることも多い。小さな喧嘩はするものの気が置けないふたり。あぁ、こんな緩い生活もいいな。小さい頃近所にあった団地、友達の家がありその間取りも鮮明に覚えている。コンパクトながら洋間があり羨ましかった。そこも今は新たなマンション、当時の人はいない。昭和が遠くなっていく2023/03/14

fwhd8325

150
やっぱり、女子は強いなぁ。毎日を楽しみ、そして、たくましさを感じます。いいパートナーだなって思います。2022/09/26

bura

143
ほのぼのという言葉はこんな小説に使うべきであろう。団地版「ハグとナガラ」である。50才の売れないイラストレーター、なっちゃんと非常勤講師のノエチ。ふたりは令和の今、東京にある昭和から続く古い団地に暮らす保育園からの親友。一時は外に出たけれど再び、団地の実家に住んでいる。ふたりの年齢を感じさせない親友っぷりと時が止まったかの様な団地の人々との交流など、とっても愉快な物語。小学生の頃亡くなったふたりの親友、優しい空ちゃんの思い出もジンと来る。ほっこりと心が温かくなりました。2022/12/24

Karl Heintz Schneider

105
奈津子と野枝は、ともに50歳で独身。郊外にある築60年の団地に住んでいる。フリーデザイナー、非常勤講師と収入は安定しないが住む部屋が実家のため家賃はかからない。保育園時代からずっと一緒のふたりは仲が良く、お互いの部屋を行き来して、楽しく暮らしている。このタイトルと表紙絵を見た瞬間、読もうと決めて、読んだ結果、予想通りのゆるゆるな物語だった。大きな事件は起こらないけれど淡々と語られる日常が心地よい。結婚して子を産み育てるのが女の幸せだと言う人もいるが、近くに住む仲の良い友達と楽しく暮らすのも悪くないと思う。2022/09/28

chimako

100
サクサクっと読み終える。登場するのは50歳の幼馴染み 奈津子と野枝(ノエチ)共に独身。昭和感漂う団地の住人。家で描くイラストで生計を立てる奈津子と大学で教えるノエチ。団地の住人は高齢者ばかりになり、頼まれ事も片付けながら見た目にはゆるゆると日常は過ぎる。ノエチ兄が残していったガラクタの中から売れそうなものを選別してメルカリに出品したり、近所のおばちゃんに頼まれた物を売ったり、それがまた楽しそうで「メルカリ、始めてみるかな?」と欲張り心をくすぐられる。二人は我々の世代よりずっと若い。こんな暮らしもいい。2022/11/20

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