内容説明
読売新聞の大人気連載。厳選!各回答68本。
目次
プロローグ 激辛!人生案内
1 恋愛・浮気・不倫・夫婦にまつわる人生案内
2 親子と家族にまつわる人生案内
3 老いと介護にまつわる人生案内
4 「私」と「社会」にまつわる人生案内
5 コロナ禍と人生案内
エピローグ もっと激辛!人生案内
著者等紹介
最相葉月[サイショウハズキ]
1963年東京生まれの兵庫県神戸市育ち。関西学院大学法学部卒業。著書に、『絶対音感』『青いバラ』など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
82
読売新聞の人気連載「人生案内」から名回答68本を厳選し書籍化した、第2弾。「離婚されたらよろしいのでは」「自分を守れない人に家族は守れません」「たとえ母親でも、首を突っ込むのはマナー違反です」「いつも笑っていなくてもいいのです」など、誰も言ってくれない実用的な快答が並ぶ。<町中がマスク人間だらけになっても、不倫や嫁姑問題はなくなりませんし、毒親は健在でした。パンデミックでみんな大変な時に不謹慎じゃないかと思って誰にも相談できないでいた密かなお悩みが、社会の公器である新聞にゾクゾクと寄せられている>と。⇒2023/05/22
akihiko810/アカウント移行中
49
読売新聞の人生相談をまとめた本。印象度B+ 著者は知らない人なのだが、読メで知って読んでみた本。読売新聞の人生相談なので、相談内容は「介護」「病気」など、高齢者の相談が多かった。あとコロナ禍ならではの悩み相談とか。この手の人生相談本は、世間の人の悩みがわかるのでなかなか面白い。人の悩みは千差万別。自分にたいした悩みがなくて良かった2023/05/27
すだち
39
最相さんの回答は特段辛口とは思わない。こんなに的確に言語化できないが、私もこう言いたいと思うから。【育てた孫に彼女ができ寂しい】80代女性に「育てるから見守る」へ孫離れを促す言葉にほろり。【見知らぬ人と肩がぶつかり怒られ続けた】は本当に怖い。周りも見て見ぬふり。「自分は怒りをコントロールできるおばあさんになりたい」に共感。【震災を機に凶悪犯が許せない】には「怒りのエネルギーを優しさのエネルギーに変えて」と諭す。愛がある辛口だからいい。最相さんの似顔絵は知的に成長したちびまる子ちゃんみたい。2023/07/11
吾亦紅
30
読売新聞掲載の「人生案内」の回答者である最相葉月さんの、まさに辛口人生案内。辛口で一刀両断、だから面白いというだけでない。その手紙から相談者の内面を見抜き、「そうではないですか、違いますか」と踏み込んでくるところが凄い。回答の文章も名文ばかり、限られた文字数だからか、無駄な文章がひとつもない。読んでいる自分が傍観者にならぬよう、自省しつつ、当たり前のことだけど、「人生」っていうのは誰のものでもない「自分の人生」を生きることなんだと。2022/06/18
スリカータ
27
私の中で人生相談本の最高峰はサイショーさん。この度、DXなる本が出版されたと知り期待とMAXで臨みましたが、今回もとても良いです。感動さえします。切れ味も毒味も効いてます。余計な言葉がありません。他所に目を向けて気を紛らわせるような解決法ではなく、問題そのものに鋭く切り込み、果ては相談者自身の歪んだ本質にまで及びます。回答を通して、サイショーさんご自身の人となりや歩みも知る事が出来ます。早くも続編が待ち遠しいです。2022/02/01