出版社内容情報
「生きづらさ」の背景にある価値観を変える、スキーマ療法。臨床ではじっくり時間をかけて行われるが、そのエッセンスは自習できる!なぜか、人とぶつかってしまう。
いつも自分は後回し、我慢ばかりしている。
どれだけがんばっても、これでいいと思えない。
……そんな「生きづらさ」の背景にある「心の体質」を改善するのが、認知行動療法の進化型である「スキーマ療法」です。
治療の場では、熟練したセラピストによる認知行動療法の段階を経たあと、じっくり時間をかけて取り組むものなのですが、そのエッセンスは「自習」も可能。
本書は、日本におけるスキーマ療法の第一人者・伊藤絵美先生の道案内で、イラストとともに自分を振り返っていく自習書です。
生き方を変えるヒントを探している方はもちろん、クライエントにスキーマ療法をわかりやすく説明するためのテキストにもおすすめ。
PART1 心のつぶやきの奥にあるもの
PART2 スキーマはどうやってできる?
PART3 自分の中のスキーマ調べ
PART4 モードワーク
PART5 実例集―3人のケース
伊藤 絵美[イトウ エミ]
監修
内容説明
この本は…こんな方におススメ!苦しい生き方から抜けるヒントがほしい。たとえば、人間関係の問題、心の悩み、がんばりすぎて息切れ、うつ・摂食障害・自傷など…。原家族の中で身につけたパターンを、別の角度から見直したい。本格的なスキーマ療法は「数年かかる」と聞いたので、まずは自習してみたい。スキーマ療法のことをクライエントにわかりやすく説明できるかんたんなテキストがほしい。
目次
1 心のつぶやきの奥にあるもの
2 スキーマはどうやってできる?
3 自分の中のスキーマ調べ
4 モードワーク
5 実例集―3人のケース
著者等紹介
伊藤絵美[イトウエミ]
洗足ストレスコーピング・サポートオフィス所長。臨床心理士、精神保健福祉士、博士(社会学)。慶應大学文学部で心理学を専攻、同大学院の社会学研究科博士課程修了。臨床のかたわら、認知行動療法のテキスト翻訳や執筆にも携わる。2004年、認知行動療法を専門とする「洗足ストレスコーピング・サポートオフィス」を開設。2006年、ヤングらによるスキーマ療法のテキスト翻訳を出版社に依頼され、その魅力にめざめる。「千葉大学大学院医学研究院子どものこころの発達教育研究センター」特任准教授も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。