- ホーム
- > 和書
- > 教養
- > ノンフィクション
- > ノンフィクションその他
内容説明
古文書の探求から見えてきた新たな「江戸吉原」の姿。吉原の遊女は閉じ込められていて自由がなかった?吉原の遊女は酷い環境や条件で働かされていた?吉原の遊女は悲惨な末路をたどった?
目次
序章 間違いだらけの江戸吉原
第1章 吉原の遊女は閉じ込められていて自由がなかった?(「外の世界を見たことがない」は本当か?;「一度も外に出たことはない」は時代劇の演出!? ほか)
第2章 吉原の遊女は酷い環境や条件で働かされていた?(遊女が逃げるとどうなるか?大家さん達も巻き込む厳しい法律と賃貸借事情;江戸の大家さんの仕事と給料事情 ほか)
第3章 吉原の遊女は悲惨な末路をたどった?(遊女は「投げ込み寺」に投げ捨てられた?;浄閑寺には何人の遊女が葬られたのか)
終章 吉原の遊女をも巻き込んだ廃娼運動と慰安婦問題(いわゆる「従軍慰安婦」と吉原女郎、誤解の類似点;「吉原は地獄」というイメージを煽った廃娼運動家たち ほか)
著者等紹介
秋吉聡子[アキヨシサトコ]
江戸庶民文化・性風俗研究家。アメリカ各地に慰安婦碑が建てられたのをきっかけに、言論活動を開始。江戸時代からの日本の性風俗事情を踏まえた「慰安婦問題」の解説、誤解され失われた遊郭文化の講演等を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チョビ
6
うーん、感想書いていいのかなあ?遊廓やら遊女にそれなりなロマンを感じている方にはオススメできない内容でしたね…。まあ、帯とか表紙の絵で何かがわかる方にはオススメかな。2017/11/27
phmchb
4
吉原の遊女=性奴隷の嘘を切る!2019/06/08
むさし
2
知っている人には特段目新しいものがあるわけではないが、映画、ゲームなどでしか吉原を知らない人には、知るきっかけになるにはいい本かもしれない2018/06/11
真之介
2
簡潔にして判りやすく、具体的な金額や江戸時代の風俗が判る良本。 私自身は落語の『紺屋高尾(こうやたかお)』のイメージが強かったので、遊郭や遊女には悪いイメージを持っていなかったが、具体的な資料で裏づけを示してくれたように思う。 また、終盤に書かれているが、廃娼運動というのがあるのは初めて知った。2017/09/26
たろべえ
1
吉原で働いていた女性の勤務体系や時間を、当時の他の職業を例に挙げて説明している本。知らないことでもなかったかな、というのが個人的な感想。2018/01/21