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築地

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  • サイズ B6判/ページ数 643p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784907818883
  • NDC分類 675.5
  • Cコード C0039

内容説明

経済、流通、食文化、消費、制度、社会、伝統歴史から重層的かつダイナミックに初めて描かれた築地魚市場の全貌。「アメリカ人類学協会経済人類学部門2006年最優秀賞」受賞。「アメリカ人類学協会東アジア部門2005年特別文献賞」受賞。

目次

第1章 東京の台所
第2章 掘られた溝
第3章 埋立地が築地市場に変わるまで
第4章 生ものと火を通したものと
第5章 見える手
第6章 家族企業
第7章 取引の舞台
第8章 丸

著者等紹介

ベスター,テオドル[ベスター,テオドル][Bestor,Theodore C.]
ハーバード大学教授。専門は人類学と日本研究。元アメリカ人類学協会東アジア研究分科会会長、元都市人類学協会会長。『TSUKIJI』(2004)は「アメリカ人類学協会経済人類学部門2006年最優秀賞」ならびに「アメリカ人類学協会東アジア部門2005年特別文献賞」受賞

和波雅子[ワナミマサコ]
東京外国語大学英米語学科卒。翻訳家

福岡伸一[フクオカシンイチ]
1959年東京生まれ。京都大学卒。米国ロックフェラー大学およびハーバード大学医学部博士研究員、京都大学助教授を経て、青山学院大学理工学部教授。分子生物学専攻。専門分野で論文を発表するかたわら一般向け著書・翻訳も手がける。著書に、狂牛病病原体の正体を再検討した『プリオン説はほんとうか?』(講談社ブルーバックス、講談社出版文化賞)、米国産牛肉問題について論じた『もう牛を食べても安心か』(文春新書、第一回科学ジャーナリスト賞)などがある。ロハス的生き方を考えるロハスクラブ理事。スローフード築地専門委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

獺祭魚の食客@鯨鯢

9
外国人による日本文化論「築地」は、クールジャパンブームの日本賞賛の象徴として単なる守旧派による反対のための反対とはちがう論考として訳者である福岡伸一氏は総括している。氏は有機体として「動的平衡」にある「市場」を豊洲に移転しても単なる懸濁物でしかないと言う。単なる流通施設ではなく「小池知事は、市場の中小仲買人のみならず、セリの風景が好きな外国人までも味方に付けたことが選挙勝利の一因だと思う。2017/07/26

柿原 凛

3
築地の全体像を詳細に描写している、フィールドワークの賜物であると思う。実際に行って見てみたくなる。2016/08/10

takao

2
ふむ2022/11/24

Koike Katsuya

2
福岡伸一繋がりで手に取った。当然ながら使用語彙も同じなので、「築地」を動的平衡の側面から眺めている感じが頭から離れなかった。生命であれ、組織であれ、関係性の埋め込みがあるなら、動的平衡の流れは必然だとは、改めて思った。とはいえ、この本は人類学の学術書であるから、理解できてないとこは多々あった。そして最後の〆は、百聞は一見、の為に築地に行って見てこよう。2014/01/08

ケン・リヴィングストン

2
第1章がとても丁寧に書かれているため非常に読みづらく、終章が簡素に書かれていて読みやすいタイプの本。築地のありとあらゆる経済・慣習・文化制度について多面的な考察がなされているが、ときおり思い出したように登場する文化人類学の先達や同僚たちの引用はそれなりの説得力を持つものの、筆者の主たる目論見は学術的考察よりもとにかく築地のすべてが好きでたまらないというところにあるのではないかと勘繰りさせられる、いわば「趣味の本」。業界人ですら誰一人築地のことをここまで網羅的には理解していないすさまじい情報量の力作。2013/09/25

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