内容説明
古い鳩時計が時を刻む銀座の小さな文具店。引き寄せられるように集まる、一風変わったボールペン、鉛筆、文房具。ボールペンと鉛筆の店五十音の店主が綴る文房具・モノローグ。
目次
おどうぐばこ(記憶の中の道具;なれそめ;鉛筆の味 ほか)
人と文房具(コトバの壁;その手は桑名の;味噌汁行脚 ほか)
五十音のこと(ふりがな、つけときます;マダムグリニャン;ペンの神様がやってきた ほか)
著者等紹介
宇井野京子[ウイノキョウコ]
東京都出身。2004年11月にボールペンと鉛筆の店「五十音」を開店。あらゆる手段を使って、国内外のペンや古い文具を収集、販売している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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舟華
9
銀座にあるボールペンとえんぴつのお店「五十音」の店主のエッセイ?。文房具は子供の頃から大好きなので興味を持って手に取ってみたのだが、興味どころではないコレクターの狂気を見せつけられた気がする。文章も自分のおっちょこちょいさを取り上げていたりしてとってもチャーミング。 ◆ホテルのボールペンのページが一番好きだが、ホテルのボールペンって持って帰っていいのかしら…? ◆完全な専門店ではないですが、文具好きの人には面白いと思うので一度足を運んでみてはいかがでしょう(´ω`)2019/12/03
こまこま
5
好きなものに対する愛がいっぱいの、素敵な世界。思わず自分のペンや色鉛筆コレクションを取り出してきて、並べなおしてみたり。久しぶりにほっと息をついた気分になりました。2011/06/09
viola
3
銀座のかなり分かりにくいところにある、ボールペンとえんぴつのお店、五十音。札幌在住ですが、わざわざ東京に行ったときに行ったことがあります。その時は何も買わなかったけれど、今度はもっとじっくり見てきたいなぁ・・・ とても素人とは思えない文章力。読みやすく、温かみのある文章でなんだか読んでいて落ち着くのですよねー。写真も多く、あっという間に読み終わってしまう分量です。2011/04/20
ほたぴん
3
看板のエピソードが良かった♪ペンの神様のペンホルダーが欲しいなあ。ぜひ、五十音に行ってみたいです。願いが叶うお稲荷さんにもお参りしなきゃ。2011/02/24
こたつみかん
2
銀座に行ったらこのお店に行かなきゃ!2010/04/25