内容説明
いじめに悩む小学生・美咲、小学生のころに友達を亡くした青年・高志、引きこもりの兄を持つ、美咲のクラスメート・裕介。3人が語る物語。子ネコを助けようとして亡くなった少年がかつての友達や子どもたちを励ます―。朝日学生新聞社児童文学賞第4回受賞作。
著者等紹介
嘉成晴香[カナリハルカ]
1987年4月9日、和歌山市生まれ。中学2年生のとき、詩集『会いたくなったらいつでも会える』(文芸社)を出版。日本語学校講師をつとめながら、執筆活動を続けている。『星空点呼―折りたたみ傘を探して』で第4回朝日学生新聞社児童文学賞を受賞する
柴田純与[シバタスミヨ]
福井県生まれ。現在、装丁画や挿絵を中心に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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izw
7
嘉成晴香は2作品目。「流れ星キャンプ」https://bookmeter.com/books/11154442 を読んで感動して、これまでの作品を読んでみることにしました。亡くなった友だちに会うという虚構はあるが、いじめ、不登校、友情について真剣に取り組んだ佳作で、将来を夢見る子どもたちに是非読んでもらいたいです。2017/04/27
藍沢
6
けんちゃぁぁん!かっこいいよ!でも蝶々を持っていたならもっと早くに使ったらいいのに、と思ってしまった。ファンタジー設定のありきたりな世界観だったけど、人間関係を上手く描いていてよかった。
頼ちゃん
5
友人を突然の事故、しかも目の前で亡くしてしまった少年たちののその後、現実はそううまくはいかないだろうが、なんかよかった。頑張って生きていこう。2016/11/23
はゆ
3
ムスメが図書館から借りてきた本。児童書には珍しく、大人が主人公だと思いながら読んでいくと、章によって主人公が変わるタイプだった。イジメの解決方法や、人生の挫折からの立ち直り方が、とても現実的で参考になる。2016/06/23
Miki Shimizu
2
お母さんのオススメで読んだ。ステキ。主人公の高志はいいやつだなー。2014/02/23