地図の中の札幌―街の歴史を読み解く

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  • サイズ A5判/ページ数 381p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784906740024
  • NDC分類 291.15
  • Cコード C0021

内容説明

地図エッセイの名手が、道都一四〇余年の変遷を探索!すべての地図愛好者に贈る、新旧一八〇枚の地図を駆使した札幌タイムトラベルへの誘い。

目次

1 札幌の沿革略史(なぜ北海道の首府に、札幌の地が選ばれたのだろうか?;札幌本府から第一期札幌区まで ほか)
2 札幌市に吸収された旧町村(山鼻村;円山村・藻岩村・円山町 ほか)
3 地図にみる札幌の鉄軌道系公共交通機関(鉄道;軌道)
4 地図にみる札幌の道路・街区・水路と水運(道路;街区(中心部) ほか)
5 札幌の風変わり地図―鳥瞰図、変わりもの地形図・市街図、特殊地図(鳥瞰図;変わりダネ地形図・地勢図・市街図 ほか)

著者等紹介

堀淳一[ホリジュンイチ]
1926年、京都府に生まれ、1935年、札幌に移住。北海道大学理学部卒業後、同大学低温科学研究所助手等を経て、物性物理学・統計力学・数理物理学を専攻。理学博士。1980年まで同大学理学部教授として主に物理の研究・教育に従事。同年、大学を退職し、エッセイストに転向。地図と旅の愛好者の集まり「コンターサークルS」を主宰。1972年、『地図のたのしみ』(河出書房新社)で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

六点

11
地図紀行の大家の畢生のシリーズ『地図の中の北海道三部作(今勝手に命名した)』の第一作。イマイチ札幌に住んだことが無いせいかスケール感がよくわからないのが難点である。なにせ近畿地方の狭苦しい所に住んでいるせいである。札幌は複数のグリッドが合成された都市であるが、そのグリッドの統合をかなり力技でやってしまっているのに驚かされる。しかし、寒村から200万近い人口を抱える巨大都市に膨れ上がっているのだが、その面的拡大はものすごいものがある。終章の主題図ざっくばらんは是非地図好きは読むべし。2019/07/28

yujiru2001

6
この本はすごい。社会科(地理、歴史)が好きな人には堪らない本だと思う。名著です。2022/01/30

とりもり

5
大著。これだけの地図をコレクションし、しかもテーマ毎に分かりやすく解説してくれた著者に感謝。個人的には、札幌に来た時に最初に疑問に思った創成川の由来(大友堀を創成橋の架橋とともに改名)が分かったのが良かった(疑問に思ったことを忘れてたけど…)。後は、並木地図にナナカマドが登場しないのが残念、個人的に一番好きなので。図書館で借りたけど、これだけの労作にはきちんとお金を払うべきではないかと思い、購入検討中。もう少し安いとなおいいのに。★★★★★2015/01/04

moonanddai

3
面白かった。一枚一枚地図を見ながら、かつての地図に現在の様子を重ね合わせたり、地図の中に新たな発見をしたりで、楽しい時間を過ごせました。頭の体操にもなって、ボケ防止にもいいかも…w。/図書館から借りてきた本だけど、買おうかとも考えたりして…。/それにしても札幌駅の北口にあった「八重洲ホテル」なんて誰も知らないだろうし、「北斗ホテル」の影(?)、形だけ見えたり…、懐かしさも。2013/12/23

yanapong

3
大量の地図で語る、明治期から現在に至る札幌の歴史。概略から、吸収された旧町村、鉄道・軌道、道路・街区、その他変わった地図まで、徹底して当該地図を示して解説する。印刷や紙質、装丁にもこだわったのだろう。今年度の個人的ベストブック候補。2013/01/02

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