内容説明
エックス線の3倍の破壊力で周辺の正常組織を傷つけない。がんだけに選択的に高線量を与えることが可能。
目次
第1章 がん治療のいま―すすむ研究と治療法
第2章 強く、体にやさしい重粒子線治療―放射線治療の限界を超えて
第3章 重粒子線治療はこうしておこなわれる
第4章 こんながんが重粒子線治療に向く
第5章 重粒子線治療のこれから―広がる可能性を追って
第6章 Q&A―重粒子線治療を受けるには
著者等紹介
辻井博彦[ツジイヒロヒコ]
現職、放射線医学総合研究所・重粒子医科学センター長、千葉大学教授大学院医学研究院。1968年北大医学部卒後、米国セントビンセット癌センターで放射線治療レジデント。1974年から北大医学部放射線科勤務。北大在職中に、米国ニューメキシコ大学とスイスのポールシェラー研究所に留学。その後、筑波大学臨床医学系教授を経て、1994年放医研重粒子医科学センター病院長。2003年から現職。2004年日本放射線腫瘍学会長。専門は放射線腫瘍学
遠藤真広[エンドウマサヒロ]
現職:放射線医学総合研究所・重粒子医科学センター医学物理部長。医学博士。1973年東京大学大学院理学系研究科(修士)修了。同年より放射線医学総合研究所勤務。1983年臨床研究部主任研究官。1996年治療システム開発室長を経て、2001年より現職。この間、1984年より1985年にかけて米国ローレンスバークレイ研究所に留学。専門は医学物理学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。