内容説明
広告代理店のトップを走る株式会社・電通のタテマエ抜きの会社案内。電通を知れば、広告業界&現代がわかる。
目次
1 広告業界制覇のカラクリ
2 テレビを支配するメディアの地主
3 公正取引委員会が本格調査に着手した広告業界
4 新聞社にも圧力
5 葬式から五輪・万博まで
6 永田町との深い関係
7 ブランド人材を買い漁る
8 電通前史 テレビと広告に転機はくるのか
9 対談 大下英治×佐高信 「小説電通」の作者が語る舞台裏
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よこしま
27
雑誌や新聞が安いのは広告があるからで、メディアは電通に逆らえないことを意味しています。イベントや選挙にも電通がおります。2014/11/20
うさうさ
22
何かと世間を騒がせている電通とはいったいどんな企業なんだ?という暴露本のような本。電通に対する批判が中心なんだけど、情報元が定かではなかったりなのでこんな本が発売できた事に驚く。批判的な内容にも関わらず、私には自社の利益を確保する為に何にでも首を突っ込み貪欲に努力した結果、今の姿があると思える。2017/02/04
Kavi
6
なにがなんでもクライアントファースト叩き込まれてるから、ありとあらゆる手段を使って期待に応えようとするのは、サラリーマンとして正しい姿勢だと思うんだけど。ビッグビジネスに飛びつくのも、必死でしがみつくのも当然だし。ここに書かれてることが「悪」だとするなら、依頼し、了承するクライアントも同罪とも思う。まぁ、ウェブが中心になっている現在は、だいぶん苦戦してるけどね。2017/03/07
オカヤン
6
電通という、ほぼ独占広告会社。大事なのは人であり、人脈。戦後間もなくからの歴史あり。IOCも電通から知恵を借りたとか。電通に頼らない、立派な会社と政治が育つ社会になりたいなぁ。2014/11/13
shigoro
6
広告代理店に支えられているメディアが、批判を出来るはずもなく、それゆえやりたい放題になっていることは否めない。アメリカのように1社1業種なら問題も軽減するんだろうけど。とはいえ電通が兎に角なんでも首を突っ込み、利益を確保しようとする姿勢はスゴイと感心する。他の代理店は要するに電通の営業やシステムの後追い(模倣)ゆえに、太刀打ち出来ないのが分かるわ。 2011/10/28