きんぎょのおつかい

きんぎょのおつかい

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(頁/高さ 30cm
  • 商品コード 9784906268610
  • NDC分類 E
  • Cコード C8792

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒラP@ehon.gohon

43
金魚が電車でお使いに出るなんて不思議なお話です。高部晴市さんのアクの強い絵が雰囲気を盛り上げています。風景が古風だなと思ったら、なんと与謝野晶子さんの作品、明治時代に書かれた童話でした。 与謝野晶子さんが童話を書かれたのも知らなかったのですが、11人もの子宝に恵まれたことも知りませんでした。 童話は、大変な子育てから生まれたのでしょうね。 現実感はないけれど、日常的なお話で、おおらかな明治時代を感じさせられるお話でした。2021/08/07

ume 改め saryo

21
???どういうこと???  もっと長いストーリがあって、抜粋された絵本なの? 追記:どうやらないみたいですね(笑) お話自体はとっても面白い発想ですね(^0^) 『 そうだ!!金魚におつかいに行ってもらおう!! 』なーんて(^^)  イラストがとっても素敵ですね!!明治大正を感じさせる、ちょっと古めかしくて、奥ゆかしくて、情緒がある感じがにじみ出ています(^^)2012/11/19

anne@灯れ松明の火

21
読友さんご紹介。隣市図書館で。読みたかった”金魚シリーズ?”の原点・与謝野晶子バージョンにやっと遭遇! 晶子がこんなお茶目な童話を書いていたとは~!(*_*) おつかいにやる女中が病気なので、代わりに金魚を行かせる・・・・・・? どこから、こんな発想が?(爆) この金魚たち、歩くわ、電車に乗るわのスーパー金魚だ! そのくせ、「電車に水を入れてくれ」なんて無茶も言い出す(笑) ゆったり、のんびりした雰囲気だけれど、とにかくオモシロい! 高部さんの絵もピッタリ♪2012/11/14

十六夜(いざよい)

14
太郎さんは駿河台の菊雄さんのところへおつかいをやらなければならないのですが、女中の梅やが病気なので、金魚の赤と白とぶちをおつかいに行かせることにしました…。なんとも不思議な話じゃないか。駅員さんに水を要求する金魚たち。えー?今まで平気だったのにー?もう川を流れたら早いんじゃないの?とか余計なツッコミを入れたくなるシュールな構図。これを書いたのが与謝野晶子さんというのもびっくり。2022/02/18

bluebird

14
レトロ過ぎる表紙と、与謝野晶子の名前に惹かれて、手に取ってみると、すごいシュールな内容で、爆笑してしまいました。ほんとに「君死にたまふことなかれ」の人が書いたのでしょうか。そもそも、女中の梅やが病気だからって、金魚におつかいを頼むのがおかしい。若いんだから、自分が行け!っつーか、昔のお金持ちの子供って、友達に連絡するのにも女中を使うのが普通だったのかな。突っ込みどころが満載なので、子供向けじゃなくて大人向けだと思います。絵が、浮世絵みたいな版画で、すごく味があって素敵です。2012/04/22

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