ヒット曲を聴いてみた―すると社会が見えてきた

ヒット曲を聴いてみた―すると社会が見えてきた

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  • サイズ A5判/ページ数 214p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784906082469
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0073

目次

1 ぼくらの「ROCK」原体験―第一回 特集・ブルーハーツ
2 「ブラブラ階級」の苛立ち―第2回 96年10月のヒットチャート
3 説教をはじめる「同輩」―96年11月のヒットチャート
4 「郊外」の発見―特集・小室系
5 「90年代」が見えてきた―97年前半のヒット曲

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さえきかずひこ

4
第5章の長渕剛をめぐる論議が面白かった。1967年生まれの鹿島さんの発言にわりと共感した。音楽通っぽいからかな。90年代の世間の風俗を左派の活動家たちがJ-POPのヒット曲を通して描こうとしている一冊。2017/11/07

ほまれ

2
面白かった。 批評空間なんかの表象系の人たちに対する、運動してる人たちの地に足のついた批評なんかなと思った2018/01/11

なかち

1
ブルーハーツは等身大のパンク、一人称の「ぼく」が革新、このままでは大人に褒められる恐怖。パフィーはバックパッカー。Jポップの詞はぶつ切りイメージの羅列。「ギュッとしたい」とか性表現の幼児退行。ポケビはキツい生活を無理やり肯定している感じ。小室サウンドは郊外文化、革命、レボリューションという言葉で現状肯定。「頑張れ」から「泣き」へ。布袋は田舎のヤンキー文化。猿岩石に代表される「旅」ブーム。山崎まさよしはニューミュージックの保守本流。ミスチルはアダチル、心理学、ゴー宣ブームと連動。若者に感染するミスチル倫理。2011/07/02

hiratax

0
世の中の事象について、なんとなく話を共有していると、適当に話したいという欲望がある。部室のようなものというか、「文科系トークラジオLIFE」のようなものになるんだろうけど、それがSNS経由で知り合ったような人間だとなかなかこのグルーヴ感は出ない。知識勝負になったり、お互いに譲れないポイントがあったりする。本書は絶妙なバランスで成り立っている。2016/09/28

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