内容説明
トリニトロンのタコの赤ちゃん、ウォークマンを聞くサル―。今も記憶に残るソニーのCMの数々…。しかし、ソニーブランドを真にグローバル化したものは何だったのか?舞台裏に隠された巧妙な戦略。初めて語られる、“かっこいいソニー”の、“かっこいい作り方”。
目次
序章 それでもブランドをやる僕らに
第1章 起源―ブランドの建て付け。
第2章 印象―それは中から滲み出すわけで。
第3章 利得―ブランドのメリット。
第4章 材料―使えるものなら社長でも使え!
第5章 広告―フォーカスを外すなよ。
第6章 風合い―テイストの素はワンボイス。
第7章 組織―決め手は金と情報。
第8章 継承―余儀なくやって来る変化を正統化できるか。
著者等紹介
山口誠志[ヤマグチマサシ]
1960年生まれ。筑波大学芸術専門学群卒。1986年電通入社。2001年電通退社。同年株式会社ソナー取締役コンサルタント。陸上幕僚監部陸戦学会会員。NPO法人情報オリンピック日本委員会事務局次長
河野透[コウノトオル]
1945年生まれ。多摩美術大学卒。1968年にソニー入社。1996年、ソニーマーケティング執行役員常務就任。2002年、ソニーPCL取締役副社長。2006年にソニー退社。現在、NPO法人森林セラピーソサエティ事務局長。多摩美術大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しんこい
6
ソニーがずっと輝いていた頃宣伝にもどんな秘策があったのかと思いましたが、結構ストレートに製品の良さを打ち出すもので、あまり代理店の提案は採用しなかったのか。企業広告もやっていないというのも意外で、島耕作の総合宣伝部は結構進んでいた?2014/04/23
k
5
「『盛田さんが経営の一線を退いたあとに、ソニーのワンボイスの大きな変化はなかった。しかし、亡くなったのちには、驚くほど急速な変化を実感した』という。」2012年の出版。長年ソニーで宣伝を担当し、その歴史を見てきた河野氏に聞く、以前のソニー。ブランドは、作るものではなく、その歴史とともに作られるものなんだなと。2014/09/30
富土士地
0
氏が昔言っていたこととずい分違う発言もあるけど、ま、そんなもんかも。全体に何となく内輪的でベタベタした会話ではあるが、内容はすこぶる面白い。2013/01/27
ミッキー
0
ブランド構築について、製品から説いた内容。メーカーの立場から理解出来て、プロジェクトマネジメントに参考になる。2012/09/16
montkiara2001
0
軽ーい感じの昔話でした。2012/07/02