おせっかい教育論

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おせっかい教育論

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  • サイズ B6判/ページ数 218p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784903993102
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0095

内容説明

教育とはビジネスではなく、個人の利益追求でもなく、もちろん商品でもない。その本質は「おせっかい」である―。江戸時代から「自前で学ぶ」精神が脈々と息づく大阪・中之島に4人の賢者が集い、「街場の学び」と「これからの教育」についてまったりと、でも真剣に語り合った。

目次

はじめに 「おせっかいの連鎖」のススメ(釈徹宗)
第1夜 21世紀は街場で学べ!(市民が自分たちで作った学校「懐徳堂」;教育は共同体が生き延びるためにある;“奇跡”のようだった江戸時代の大阪 ほか)
中入り 「期待」の中点―「おせっかい教育論」への一視角(鷲田清一)
第2夜 続・おせっかいな教育談義(「おばさん的思考」に見習うべし;学力の向上には、生活すなわち精神の安定が不可欠だ;大阪は「非イデオロギーの街」ゆえ、街で学問が育った ほか)
締めくくり 「教育権の独立」について―おせっかいなあとがき(内田樹)

著者等紹介

鷲田清一[ワシダキヨカズ]
1949年京都市生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。関西大学文学部教授、大阪大学文学部教授、同大学文学部長、副学長を経て、07年文系で初の阪大総長に就任。専門は臨床哲学、身体論。『モードの迷宮』『現象学の視線』で89年サントリー学芸賞、『「聴く」ことの力』で00年桑原武雄学芸賞受賞。04年紫綬褒章受章

内田樹[ウチダタツル]
1950年東京都生まれ。日比谷高校を2年生時に中退。大学入学資格検定を経て、東京大学文学部卒。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。96年より現職。専門はフランス現代思想、映画論、武道論だが、コミュニケーションや教育、メディアなど社会の諸問題について幅広く論じている。『私家版・ユダヤ文化論』で第6回小林秀雄賞、『日本辺境論』で2010年度新書大賞受賞。大阪市長特別顧問

釈徹宗[シャクテッシュウ]
1961年大阪府生まれ。大阪府立大学大学院人間文化研究科博士課程修了。浄土真宗本願寺派如来寺住職。現在は相愛大学人文学部教授。専門は宗教学、比較宗教思想。池田市にある如来寺の裏の民家で、認知症高齢者のためのグループホーム「むつみ庵」を地域住民とともに運営している。論文「不干斎ハビアン論」で第5回涙骨賞受賞

平松邦夫[ヒラマツクニオ]
1948年兵庫県尼崎市生まれ。同志社大学法学部卒。71年毎日放送入社。アナウンサー、ニュースキャスターを務める。その間、「MBSナウ」でメインキャスター、ニューヨーク支局長、役員室長を歴任。07年の大阪市長選挙で、民間から戦後初となる大阪市長(第18代)に就任。「市民協働」を旗印に、市民と直接意見交換を行う「なにわ元気アップ会議」など、積極的に市民と関わる市政を実践している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NOBU

15
大阪の平松市長に惹かれて読んでみるが、この方々(鷲田清一さん、内田樹さん、釈徹宗さん)の中では、やはり埋没…。 四人で話してるせいか、ちょっと浅い?ように思う。二人位でじっくり掘り下げた方が好みやね。 ところで、内田さんも、鷲田さんも、ついでに養老孟司さんも「おばさん」らしい。じゃあ私と似たようなもんなん? ちゃうやろ。 2011/05/31

とろこ

12
濃密な対談!この人たちの声をもっと草の根的に広げられたらいいのに。「無縁社会」とすら言われなくなってきてるけど、大阪のおばちゃんのようなおせっかいで懐の深い空気がやっぱり必要なんですね。「ほっといてくれ」と言われても「何言うてんの。ほっといたらロクなもんにならへんで」と世話を焼き続ける。そういう意味でも大阪はがんばらなあかんのです。/大事な部分はそう簡単に結論を出してはいけないし、そもそも出せるものじゃないはず。近いうちじゃなくていいから、長い目でものを見なくちゃね。2012/12/04

Gatsby

12
こういう頭の良い人たちの話を聞くのは本当に楽しい。この本も、会場でライブの話を聞いているかのように楽しめた。私も教育現場の人間として、納得したり、恥ずかしく思ったりさせられる内容だった。学力は、「学ぶ力」だから、それを使って何を学ぶか、どう生かすかが問題で、それ自体は人と比べるものではない。どうやれば「学ぶ力」は活性化するかを考えるべきだ、という内田先生の指摘は、現場以外の方々にも伝わってほしい。私も、教育現場を愉快で活動的にし、教員のアクティビティを高めるために支援することを忘れないようにしよう。2010/10/04

銀雪

9
内田樹の講演後に購入。鷲田清一とも話す機会があるので読んだ。すごく知的刺激を受けた1冊。内田節も相変わらずだったし、大阪(大坂)の歴史から教育のあり方を考える姿勢は新鮮だった。鷲田清一のアイデンティティについての定義も非常に納得。釈徹宗や内田樹が落語について話してたのにはびっくり!また、平松邦夫の、橋下徹との教育に対する考え方の違いも興味深かった。あとこの本、帯のコメント書いてるのが「アースダイバー」の中沢新一でさらにテンション上がった。 2010/11/30

nutts

7
歴史的にもホットな“教育都市”・大阪を舞台に選んだ教育談義。立場の違いを越えて“おせっかい”さを繋いでいこうとする思いがひしひしと伝わってきます。学ぶ力を起動させるものとは何か、能力の限界を超えるための動機とは何か。逆に学ぶ力を減退させてきた深くて長~い理由とは。4人の個性で話がリッチに膨らんで、一気読みです。2010/11/11

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