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小田嶋隆のコラム道

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784903908359
  • NDC分類 816
  • Cコード C0095

内容説明

数々の名コラムを生みだしてきた著者による、笑えて深遠、奇跡のコラム論。書き出し、オチ、文体と主語、裏を見る眼…天才コラムニストによる「超絶!文章術」。内田樹氏との夢の対談、収録。

目次

コラム道に至る隘路
コラムとは何か
コラムと枠組み
会話はコラムの逃げ道か
モチベーションこそ才能なり
書き出しについてのあれこれ
結末、結語、落ち、余韻、着地
コラムにメモはいらない?
文体と主語
推敲について
すべては要約からはじまる
裏を見る眼
長さとコラム
特別対談 小田嶋隆×内田樹

著者等紹介

小田嶋隆[オダジマタカシ]
1956年東京赤羽生まれ。早稲田大学卒業。食品メーカー営業マンを経て、テクニカルライターの草分けとなる。国内では稀有となったコラムニストの一人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

54
【コラムは道であって、到達点ではない。だから、コラムを制作する者は、方法でなく、態度を身につけなければならない】10年前のコラム指南書。巻末に内田樹との対談収録。<いずれにしても、読み手による好悪や、その時々の出来不出来を超えた地点で、コラムは「違った」文章であらねばならない。内容、文体、視点、あるいは結論の投げ出し方や論理展開の突飛さでも良い。とにかく、どこかに「当たり前でない」部分を持っていないとそもそも枠外に隔離された甲斐がないではないか。/ガオオオぐらいな咆哮はやらかしてみせるべきところだ>と。⇒2023/05/19

あちゃくん

51
水鳥は優雅に見えるが水面下では必死に足を動かしているなんて言うけど、この本は小田島さんが、水面下の動きを彼独特のウィットに包んで開陳したと言った趣です。この本は面白いんだけど、普段彼のコラムで感じている面白さよりも、僕の印象に残ったのは、彼の書くことに対する誠実さでした。2014/01/13

Miyoshi Hirotaka

45
結末まで読んで再読に気が付いたショックがきっかけで「読んだら書く」を自らに課した。本を読むのが辛くなった病床の妻にレビューをリライトして送り続けた。瞑目後は心のよりどころを書に求めて図書館通い。返却期限という外部的強制に背中を押され、レビューを反復継続しているうちに字数制限にピタリとおさめる快感に目覚めた。255字では無駄話も寄り道も不可能。読み取った内容を一筆書きで一気に表現するのが私の「レビュー道」。一人だった読者は月間数百人になった。定年迄に千レビュー達成が目標。月三千頁を続けると到達できる見込み。2015/08/24

かんやん

30
名コラムニストによるコラム講座。「コラムニストは主題を選ばない。どんな主題でも、注文があれば書く…問題にしているのは、主題そのものではなく、与えられた主題をどのように料理するのかという、調理手順」とあるように、与えられた主題。しかし、今回は失敗というか、あんまりにもヤッツケ。著者のコラムは確かに切り口が面白いが、やっぱり主題は自分で選んだものが良いということだろう。正反対の二つ結論があるとして、そのどっちに転んでもおかしくないし、どっちでも説得力を持たせることができるような論旨なんですよね。2020/11/06

阿部義彦

17
今は亡き小田嶋隆さん、ミシマ社からこんな本を出してたのですね。2012年6月刊。初回連載が2008年でしたが連載が伸びに伸びて、時には長く中断したりして4年の月日が流れたそうです。でも当代きってのコラムニストだけに、めちゃくちゃに面白いです。小田嶋隆による、コラムを書くにはどうしたら良いかに答えるコラムです。テーマ、書き出し、推敲、主語、等などについて分かりやすく教えてくれます。巻末の内田樹さんとの対談がまた最高、樹さん曰く小田嶋隆さんは橋本治と並ぶくらい説明が上手いそうです。これは最上級の褒め言葉。2023/09/15

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