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GHQカメラマンが撮った戦後ニッポン―カラーで蘇る敗戦から復興への記録

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  • サイズ A4判/ページ数 191p/高さ 31cm
  • 商品コード 9784903870120
  • NDC分類 210.76
  • Cコード C0021

内容説明

伝説のGHQ専属カメラマン、ディミトリー・ボリアが、昭和天皇・皇后、健気な子どもたち、明るいGI、頑張るニッポン人など、「敗北を抱きしめる戦後ニッポン」を鮮烈にとらえた、切なくも感動的な総天然色写真集。

目次

第1章 連合国軍総司令部(GHQ)による民主化
第2章 連合国軍総司令部(GHQ)の非軍事化
第3章 日本再軍備・サンフランシスコ講和への道
第4章 米軍と施設接収
第5章 経済復興の礎
第6章 急速に発達を遂げた東京
第7章 東京の庶民の生活

著者等紹介

ボリア,ディミトリー[ボリア,ディミトリー][Boria,Dimitri]
1902年アルバニア生まれ。19歳でアメリカに移住。1940年徴兵され訓練や諜報のための写真や映画を習得。国連の雇われ、ヨーロッパの戦禍の跡と復興の様子を撮影するカメラマンになった。47年、GHQの要請により来日。専属カメラマンとして14年間に天皇の全国巡幸に随行して撮影するなどの活躍をした。1990年、ワシントンDCにて88歳で死去

杉田米行[スギタヨネユキ]
1962年大阪生まれ。大阪外国語大学アメリカ講座助教授。歴史学博士(Ph.D.)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひねもすのたり

10
本書にはGHQが占領下の日本を撮影した写真が収められています。驚愕すべきはすべてが鮮明なカラー写真だということです。 東京裁判を写した幾枚かは映画のスチール写真のようです。 当時の市民も写っていますが違和感を覚えます。 私が見てきた写真がモノクロだったせいもあると思いますが、その様子からは当時の人々が抱えていたであろう切迫感のようなものがまったく感じられません。 まぁ~ムズカシイことは言いたくありませんが、これらがある種の意図をもって撮影されたということは念頭におきべきだろうと思います。  2014/12/01

Wisteria

9
大分復興の進んだ明るい表情の東京と人々。白黒でもピンボケでもなくかなり鮮明。意図的に選択されたのか生き生きとした空気感が伝わって来る写真が多い。そこにちょっとした違和感があった。個人的には以前の職場があった場所の戦後の姿を見て、おおおぉとなった。2017/04/05

がんぞ

4
晴天か閃光の天然色写真。人びとの表情が鮮明。植樹祭のテントの下、満面の笑みを浮かべる昭和天皇・香淳皇后。終戦数年後、ヨシズ掛けの銀座を盛装の女、ワイシャツのサラリーマン、混じって軍服の米兵が闊歩。バラック街で働く女、紙芝居屋に集まる明るい表情の子供など。雨量の多い日本が大陸半島と違って清潔なのを感じる、写真家ディミトリー・ボリアあるいは編集の方針か。東京裁判(A級戦犯はみな立派な風貌)や“血のメーデー”の写真もある。解説は大阪外大アメリカ講座助教授、自虐史観だが「占領費用負担額は、当時、国家予算の30%」2014/04/06

及川まゆみ

3
いやもうびっくりですよ。あの時代にこんなきれいなフルカラーの写真が……こんなもんを撮る国を相手に戦っていたんじゃ、負けるよなぁ、とつくづく思う。知っている場所がたくさん載っていたので、さらにビックリ。これは貴重です。2013/10/30

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