企業の社会的責任(CSR)の徹底研究 利益の追求と美徳のバランス―その事例による検証

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  • サイズ A5判/ページ数 319,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784903532295
  • NDC分類 335.15
  • Cコード C3033

内容説明

地球温暖化や環境汚染への懸念が増すにつれ、企業の社会的責任(CSR)に対する関心も高まりつつある。本書は、これまでに行われた多数のCSRに関わる企業の取り組みを考察し、CSRの可能性と限界について、首尾一貫した概観と分析結果を提示している。CSRが社会に及ぼす影響だけでなく、CSRを行う企業の採算性や株主との関係、株価の動向についても考察している。「美徳の市場」(すなわち、企業の美徳行為は売り物になるのか、ペイするのか、美徳ゆえにおカネを払う買い手があるのか、ということ)は存在するのか、存在可能なのか?CSRだけでなく、投資市場の動向、経営学、社会学に関心のある方にとっても興味深い内容となっている。

目次

第1章 復活する企業の社会的責任
第2章 企業の社会的責任は採算が合うのだろうか
第3章 美徳に対する需要
第4章 発展途上国の労働条件に関する企業の責任
第5章 企業の環境に対する責任
第6章 人権に対する企業の責任とグローバルな企業市民
第7章 美徳の市場を超えて

著者等紹介

ボーゲル,デービッド[ボーゲル,デービッド][Vogel,David]
カリフォルニア大学バークレー校の政治学および同校のハース経営大学院の企業倫理学の教授

小松由紀子[コマツユキコ]
東京外国語大学イタリア語学科卒業。旧東京銀行を経て、現在は日本語教師・翻訳家

村上美智子[ムラカミミチコ]
東京大学文学部卒業。旧東京銀行・富士通総研経済研究所・国際協力銀行を経て、現在は東洋英和女学院大学大学院非常勤講師等

田村勝省[タムラカツヨシ]
東京外国語大学英米語学科・東京都立大学経済学部卒業。旧東京銀行を経て、現在は関東学園大学教授・翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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