内容説明
マウスと昆虫の神経回路をつくる遺伝子Slit1/Slit2。ゼブラフィッシュとヒトの体の色を決定する遺伝子golden。胚の段階で細胞の将来を決定するように働くハエからヒトまで共通する遺伝子HOX。―すべての生物の構造・働きをつかさどる遺伝子の、世代を超えて性質を伝える仕組み、進化がおきる分子レベルの場面から、品種改良や犯罪捜査といった実用化の現場まで、遺伝子にかかわるあらゆる分野を鮮やかなビジュアル群とともに一冊に収録。
目次
第1部 生物とは(生物―その多様性;生物のからだのしくみ;細胞―生物の構成単位)
第2部 遺伝子とは(DNAとゲノム;遺伝子とタンパク質;遺伝子と表現型;遺伝子の進化)
第3部 人間と遺伝子とのかかわり(ヒトゲノム;モデル生物研究の貢献;生活と遺伝子;遺伝子の研究方法)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
2
ふむ2022/10/25
TKM
1
図書館本、9月から、延長、一旦返してまた借りてを繰り返し4ヶ月、やっと一通り読み終えたけど、理解できない?2019/01/15
肥溜め落ち太郎
0
大人向け子供図鑑の様な印象を受けました。遺伝学を中心に一般的な理科の分野から、遺伝子研究手法の実際に至るまでが、一貫して優しい文章と図で解説されています。ただ、図鑑と言う名前の響きと装丁から、グラフィカルな遺伝子地図を予想して購入すると少し驚くかもしれません。the cellよりも更に優しい内容なので、学部で生物学を学ぼうと言う方は持っていて損が無いと思います。2014/02/22