花森安治戯文集 〈1〉 「逆立ちの世の中」ほか

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 333p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784903295497
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

メルセ・ひすい

2
15-55 芸大へ行く この大学を歩いていると、人間と芸術が馬鹿にされている気がする。どこもかしこも、牢獄みたいに暗いね…すこしは明るいだろうと食堂へ…美術の方の食堂…アリャ納屋だねっ真暗な小屋の半分以上に薪がつんである。縄がチラバリ、リヤカーが投げてある。石油缶がころがっている… 昭和29年刊行「逆立ちの世の中」に、雑誌「暮しの手帖」以外で発表されたコラム、エッセイ、対談より、未収録の原稿を加え復刻。風俗・政治・暮らしなど、名物編集長が終戦後の社会をシニカルにとらえた戯文集。2011/09/04

きりん

0
しかしいつ触れても独特の感性を持った唯一無二な人だなあと改めて感じる。実在の人物をドラマで描くとデフォルメしすぎでは……?と思いがちだけど、きっと唐沢さんのあれでも足りないぐらいだったんじゃないのかな、とも思う。彼のように誰が何と言おうとも誰にどう思われようとも自分の信念は絶対に曲げない!みたいな人、もうあんまり見ない。戦後という特別な時代だったせいもあるし、長かったせいもあるけれど、昭和って本当に面白い人材を多く輩出した時代だったんだなあ、と心底実感。間もなく終わる平成だけど、平成人はきっと誰も勝てぬ。2017/06/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/3320171
  • ご注意事項

最近チェックした商品