民主化するイノベーションの時代―メーカー主導からの脱皮

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  • サイズ A5判/ページ数 253p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784903241074
  • NDC分類 675.3
  • Cコード C2034

内容説明

イノベーションにはユーザーの知恵が組み込まれている!3M、ネスレ、ゼロックスが採用する実践的技法「リード・ユーザー法」を紹介。ユーザー中心のイノベーションの重要性はますます高まっており、それはわれわれに重大な新しい機会と挑戦を突きつけている。多くの産業や企業は、それに適応していくための長期的ビジネスモデルへと根本的な変革を行わなければならない。

目次

本書の出発点と概要
リード・ユーザーによる製品開発
多くのユーザーがカスタム製品を望む理由
自分で作るか、購入するか
ユーザーによる低コスト・イノベーションのニッチ市場
ユーザーは、なぜイノベーションを「無料公開」するのか
イノベーション・コミュニティ
ユーザー・イノベーションへの適合政策
民主化するイノベーション
適用例:リード・ユーザー・イノベーションを追え!
適用例:ユーザー・イノベーションとカスタム設計のためのツールキット
ユーザー・イノベーションと他の現象や分野との関連性

著者等紹介

ヒッペル,エリック・フォン[ヒッペル,エリックフォン][Hippel,Eric von]
マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学院イノベーション・マネジメントの教授。同大学院Innovation and Entrepreneurship Group(イノベーションと企業家精神グループ)のトップを兼務する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Sanchai

3
この本と出会えたことに感謝する。他のレビュアーも書かれているけど、ツールキットのチャプターは、読んでいて今増殖中のデジタル工作機械を備えた市民向け工房とイメージが相当重なる。この本が2005年に既に出ていたことに驚く。それ以外にもいろいろな論点が含まれていて、今回はある会議に備えて慌てて読んだけど、もう一度読み直して、もっとよく味わいたい。原文も読んでみたいのでKindleで購入した。2015/07/22

taming_sfc

2
ユーザーとメーカーの共同によるイノベーションの態様を鮮やかに描き出す。イノベーションの定義に多少苦しめられるが、論じられていることそのものについては、極めて妥当。2018/07/04

Shori

1
10年前の本。オープンソースが常識になったからこそ、ものづくりのイノベーションにも同じ原則が通じるという指摘は興味深い。ツールキットの提供など、現代のmakersブームを先取りしており慧眼。2014/12/29

げん

1
リードユーザーによるイノベーション。この本を読みながら思い浮かんだのは、本には登場しないが、アップルのスティーブ・ジョブズや、任天堂の宮本氏。リードユーザーがメーカートップにいればイノベーションを起こせる可能性は高まるはず。思い入れが強く、かつ、ユーザーとしての感覚を併せ持つ。そんなモノづくりを目指したい。2012/06/27

crossroad

1
オープン・イノベーションの一つとして捉えられる、リード・ユーザ・イノベーション。ユーザー自らがニーズを満たすために改良・改善するという現象に着目した著書2011/06/15

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