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内容説明
シェール革命、地球温暖化、原子力、自摘車産業の未来―現代最大の問題を人気ナンバーワン教授がわかりやすく解説。
目次
第1部 エネルギー災害(福島原発事故;メキシコ湾原油流出事故 ほか)
第2部 エネルギー景観(天然ガス・思わぬ儲けもの;液体エネルギー安全保障 ほか)
第3部 代替エネルギー(太陽電池の急成長;風力 ほか)
第4部 エネルギーとは何か(エネルギーの特性;エネルギーの意味)
第5部 未来の指導者へのアドバイス(エネルギー技術政策;考慮すべき重要事項 ほか)
著者等紹介
ムラー,リチャード・A.[ムラー,リチャードA.] [Muller,Richard A.]
カリフォルニア大学バークレー校(UCバークレー)物理学教授。バークレー校で行なっている科学入門講義は「学生が投票で選ぶベスト講義」に選出された。30年以上にわたり米国政府機関(エネルギー省、NASA、国防省)の顧問を務めており、米国国会の要請で行われた地球温暖化の証拠見直し作業においては審査官も務めた。現在、ノーベル物理学賞受賞者ソール・パールマッターらとともに、地球温暖化に関する独立研究機関「バークレーアース」を運営している
二階堂行彦[ニカイドウユキヒコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
zoe
22
Energy for Future Presidents (2012). エネルギーの問題は、生活とは切っても切れない、ある意味常識的な話ではある。でも、原子力発電や電気自動車がどの様な技術基盤を背景に将来性があるのかを正確に知る人はどれほどいるだろうか。新聞記事を書いた人、学校で子供に教える先生、そして、読んだり教わった人の理解は。この本の中では、「もしあなたが将来一国の指導者になるなら」というフレーズが繰り返し出てきます。一人一人がそのくらいの気概を持って問題に取り組めば、未来は少し明るいかもです。2020/12/12
井上裕紀男
13
私たちが暮らしながら利用してい良いエネルギーと活用方法は?。考える手助けとなる本書、排出することによる影響と将来性を図表も示しながらヒントをくれます。 エネルギーを運搬するためには?、燃費と生産効率は?、ニュースだけ見ていると考えることが無い。燃焼後のごみが出ないエネルギー、再生したら余計に地球へ負担をかけるエネルギー、知らないことが思ったより多い。 著名な議員や有名な自動車会社が喧伝しているから、とだけで信じるのは早計。地球の全体最適に近い選択肢をとれるよう、多角的に見てエネルギー利用したいですね。2024/03/08
月世界旅行したい
12
タイトル通りの本。あとの判断はこの本にも書いてある通り読者次第、という態度は好き。個人的には状況を打破するには技術革新しか無い気がする。2015/08/10
赤い熊熊
11
仕事で必要なので、ざっとナナメ読み。エネルギーは仕事[力×距離]をする能力なんて言われても確かによく分からないだろう。エネルギーは質量と等価だよと言われると何だか面白そうな気配がする。エネルギーについて、日本人はせめてどれだけのことをリテラシーとして身につけておく必要があるんだろう。2018/11/08
黒豆
8
物理学教授にして米国エネルギー省顧問による科学的かつ政治的講義録。視点はエネルギー生産性評価。福島原発から始まり、まず地球温暖化に対して科学的、客観的な説明が展開する。温暖化は間違いないがその影響について誇張されていること、1/3の地域は気温が下がっている事、中国の増加、絶対量が多く、先進国が削減しても効果が無い事、南極はそれほど大きな大陸ではなく影響が少ない事、電力会社において原発増設より省エネ推進の方がメリットがある可能性がある事、電池による自動車は合理的で無い事、ハイブリッド車が理想的な事。など2015/08/20