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今この世界を生きているあなたのためのサイエンス〈2〉

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784903063461
  • NDC分類 504
  • Cコード C0098

内容説明

地球温暖化は「起きていない」という説は本当か?快適な生活と温暖化対策を両立する方法とは?科学的にみて、将来性のあるテクノロジーはどれか?インターネットで公開され世界中の人々から大反響を呼んだ、人気科学者による名講義の書籍・日本語版。知識ゼロでもよくわかる。

目次

第4講 宇宙空間の利用(衛星の基礎知識;重力を応用したテクノロジー;人類の宇宙進出;不可視光線による監視)
第5講 地球温暖化(温室効果;証拠;役に立たない解決策;誰にでも実行可能な解決法;新しいテクノロジー)

著者等紹介

ムラー,リチャード・A.[ムラー,リチャードA.][Muller,Richard A.]
カリフォルニア大学バークレー校の物理学教授。マッカーサー・フェロー賞(別名「天才賞」)の受賞者。政府の筆頭顧問を長年務める。米国国会が全米科学アカデミーに要請して行われた地球温暖化の証拠の見直し作業においては、見直しを第三者として審査する審査官を務めた。また、米国PBS(公共放送サービス)や英国BBC放送の多くの特別番組やドキュメンタリーに専門家として出演している

二階堂行彦[ニカイドウユキヒコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白義

16
「楽観主義は許されません。しかし、本当に危険なのは、悲観主義になりすぎることかもしれません」最後のこの言葉が本書のスタンスを最も的確に表している。下巻では宇宙開発に伴う衛星やGPSから、レーダーやステルスといった軍事技術、そして社会と科学が切り結ぶ最大の争点である地球温暖化の解説。どれも厳密な部分ははしょりながら、それを生み出す科学的仕組みをしっかり解説しているのが実践的でかつ知的好奇心が満足できる。アル・ゴアの不都合な真実への猛批判は最大の見所で、悪質な煽動による失望がかえって正しい警戒を潰すとまでいう2016/07/16

たかしくん。

12
第2巻は、「宇宙開発」と「地球温暖化」。特に、著者の地球温暖化に対する冷静かつ前向きな見解は、評価の高いところです。「最大の敵は悲観的になりすぎること」、ブームになった「世界史(マクニール)」と同様に、もっと多くの日本人に読んでもらいたい本です。2011/12/24

Arowana

6
(メモ1)結局、これ一つで環境にダメージを与えずに全世界の需要を満たせる万能のE源はないので、投資を続けつつ輸送燃料&発電Eを要領よく使い分けるしかないということらしい。/化石燃料:埋蔵量=未知数ながら採掘技術向上により増加傾向。精製効率も進歩中。温暖化に加えて海の酸性化が深刻/石炭:最も安価なEだが化石燃料よりもCO2排出量が多い為、売価に外部コストを上乗せしてクリーンな炭素発電=CO2回収・貯留(CCS)技術&ガス化複合発電(IGCC)技術も有望/バッテリー:安全基準を満たし充電回数の多いバッテリーは2017/05/23

zirou1984

5
下巻で扱われるのは宇宙空間と地球温暖化で、特に後者は全体の総まとめとして本書の中心的内容を果たしている。温暖化についての問題は人々が無知だということではなく、むしろ知っていると思っていることの多くが「事実とは異なってる」ということだと指摘しており、実際に自分も南極の氷が溶けていることは温暖化の証拠にはならないというのことを知らなかったので驚かされた。そして何より、最後の「楽観主義は許されないが、本当に危険なのは悲観主義になりすぎることなのです」という言葉は、今を生きていく上で本当に大事なことだと思う。2012/09/17

Mits

5
1巻につづき、いい本でした。化学や工学の発展についての見積もりが、ときどき不当に低いと感じる記述もありますが、そんなのはそれも含めてこれから見ていけばいいわけで、この本の訴えるものの価値を下げるものではありません。とりあえず「楽観は許されないが、最大の敵は悲観的になりすぎること」なのです。2011/05/28

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