内容説明
「水からの伝言」「ゲーム脳」「脳トレ」「地震雲」「2012年地球滅亡説」「アポロ陰謀論」etc…。まことしやかに伝わる科学っぽいデマのどこが間違っているかを、楽しみながら学んじゃおう。
目次
第1章 水は字が読める?
第2章 ゲームをやりすぎると「ゲーム脳」になる?
第3章 有害食品、買ってはいけない?
第4章 血液型で性格がわかる?
第5章 動物や雲が地震を予知する?
第6章 2012年、地球は滅亡する?
第7章 アポロは月に行っていない?
第8章 こんなにあるぞ、ニセ科学
エピローグ 疑う心を大切に
著者等紹介
山本弘[ヤマモトヒロシ]
SF作家。1956年京都府生まれ。1987年、ゲーム創作集団「グループSNE」の一員となり、ゲームデザイナー/作家としてデビュー。その後フリーに。小説家としての活動以外にも、「トンデモ本」を収集・批評して楽しむ趣味人のサークル「と学会」の会長も務め、ノンフィクション作品も数多く世に送り出している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うみ
14
久しぶりの読み返しで読みふけるパターン。これだけ歳月がたっていても今もって似非科学は健在で、時にこういう本を読み返すのは、そんな世の中で生きていくためには必要なことなんだよなあと思うことしきり。2022/11/23
Keystone
9
「ありがとう」と声をかけられた水の結晶、血液型、ゲーム脳、月に行ってないアポロなど、胡散臭い話を一刀両断。非常に爽快な一冊。2019/09/14
assam2005
8
いろんな根拠無き噂を具体的に考えて紹介しよう、という一冊。水に声をかけるとかける言葉によって状態が変わるというが、科学的根拠はあるのか?ゲームばかりする人は脳に変化が起こって良くないのか?動物たちは本当に地震を予知できるのか?等々。お父さんが娘に説明するかたちで話が進むので小学生でも読めそう。総じて、何でも鵜呑みにせず、自分で調べて考えることが大切、と語られています。しかし、子供に教える先生は騙されちゃ、ダメですね。2015/08/07
たまきら
7
読み友さんから。おお、これは楽しい!「水からの伝言」をはじめ、身近にある話が興味深いです。ただ、科学だってどんどん変化する学問の一つなので、娘さんには楽しみながら何が真実なのか自分で答えを出していってほしいな、と思います。あと、うちの旦那さんはABだし、親友にはABが多いんですが、何か?2015/09/16
スプリント
7
ネットが発達した現代では企業やマスコミの根拠のない売り文句はすんなり通らなくなってきてはいますが、ネット発祥のデマやネット環境から情報を得ることのできない人も多いという実態もあります。そんな人におすすめの本です。まーこの手の本の内容をすべて鵜呑みにするのも危険ではあるのですが。2015/06/14