内容説明
象も、鬼も、詩人の別の姿である。そして、己の姿を蛇と変え、神に問いかける。哲学者としての形相。世界はいつ変わるのか。稀代の学者が、今はじめて世に問う、詩篇77。
目次
塔のある町
ポン・デ・ザールの唄
午前の講義
窓の夜
ヴィラ・ハドリアナ
チェロを奏く象
ブルウノオの夕映えに
著者等紹介
今道友信[イマミチトモノブ]
1922年東京生まれ。パリ大学、ヴェルツブルク大学講師を経て、東京大学文学部教授。東京大学名誉教授、聖トマス大学名誉教授、哲学美学比較研究国際センター所長、パリ哲学国際研究所名誉所長、国際形而上学会会長、国際美学会終身委員、国際エコエティカ学会会長。主著『ダンテ神曲講義』第二五回マルコ・ポーロ賞受賞(みすず書房)、『美の存立と生成』(ピナケス出版)第十九回和辻哲郎文化賞受賞、など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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