内容説明
かつて日本には女性天皇が八人実在していた。女帝誕生の秘密と謎に包まれた人物像に鋭く迫る。
目次
女帝の存在
推古天皇
皇極天皇
斉明天皇
持統天皇
元明天皇
元正天皇
孝謙天皇
称徳天皇
明正天皇
後桜町天皇
著者等紹介
高木きよ子[タカギキヨコ]
1918年東京生まれ。1939年東京女高師付属高女専攻科国語部卒。戦後、東京大学文学部研究生、お茶の水女子大哲学科をへて、1954~1960年東京大学大学院人文科学研究科宗教学科修士課程、博士課程に在籍。その間米国ハーバード大学に留学。1961~1981年アメリカ・カナダ大学連合日本研究センターに勤務、退職時教授、副所長。その間1968~69年米国コロンビア大学東洋学部講師。1981~84年お茶の水女子大教授。1985~89年東洋大学教授。1991年文学博士(東京大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おMP夫人
8
日本史上に存在した、10代8人の女性天皇を扱った本です。即位に至る経緯や功績などが紹介されていますが、いわゆる定説といえるレベルの記述ばかりなので、人によっては物足りなさを憶えるかもしれません。だからこそ、基本をおさえるには適役の一冊とも言えます。専門書以外でこの題材を扱っている書籍は大抵、称徳(孝謙)天皇までの古代・中世にスポットを当てた物が多いので、扱いが小さいとはいえ、江戸期に在位した明正天皇と後桜町天皇にも言及されているのは珍しいと思います。読み易い本なので、中高生の方にもお勧めできます。2012/04/25
phmchb
1
2002年に大明堂から出たもの(https://bookmeter.com/books/2601516 )の改訂版。冒頭のカラー写真の追加と多少の加筆程度の違い。日本の女帝の触りくらいはわかる(少々高いが(-_-;))。2019/06/04