内容説明
「全世界におけるクラブ以上の存在」とは？毎シーズン計上され続ける損失、増加の一途をたどり１億８６００万ユーロにまで及んだ巨額負債…破綻寸前だったＦＣバルセロナをわずか４年で再生し、世界Ｎｏ．１クラブへと導いた究極の経営戦略。
目次
序章 「運」ではない
第１章 それぞれのフィールド―どんなビジネスで戦っているのか？
第２章 戦略方法―いかにプレーをするべきか？
第３章 勝つためのチーム作り
第４章 リーダーシップ―ハウス医師、フランク・ライカールト、ジョゼップ・グアルディオラ
第５章 人材の採用と育成、および報酬の在り方
第６章 交渉の場での理性と感情
第７章 イノベーション―科学技術と芸術
終章 バック・トゥ・ザ・フューチャー
著者等紹介
ソリアーノ，フェラン［ソリアーノ，フェラン］［Ｓｏｒｉａｎｏ，Ｆｅｒｒａｎ］
１９６７年バルセロナ生まれ。２００３年から２００８年まで、サッカースペインリーグ・ＦＣバルセロナの最高責任者である副会長を務めた。現在ではスペインで２番目に大きな航空会社、スパンエア社の会長を務めている。ビジネス研究に関して学位とＭＢＡを取得。起業家、コンサルタントとして、ヨーロッパやアメリカなど１０カ国以上において、消費者産業界、電気通信業界、エンターテイメント業界で活躍した。講演活動及び、ビジネスやサッカー雑誌、新聞に数多くの記事を提供している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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Nak34
13
なぜ、ソシオなのかを知りたかったなぁ。因果倶時。目指すは、エキサイティングで、クレバーなプロスポーツビジネス。ただ、バルサとbjでは、余りにも開きがある。だから、やるべき事があると思う。規律と公平、情熱と不屈な精神。いつまでも、愛されるものでありたい。2011/10/15
がらは℃
13
フットボールを切り口としたビジネス書という印象。ここ数年のバルセロナの飛躍を知っているならば、この本の説得力に魅了されるに違いない。あと、ロナウジーニョやイタリアのチームとの交渉のちょっとした裏話があるのも良い。バルセロナは今季も良い補強をしたから、楽しみだな〜。2010/08/31
うえ
7
確かにビジネスの本だった。たくさんの小口スポンサーを切って、大口スポンサーに統一するという話は、そういえばF-1でもあった。例えばウィリアムズというチームは資金に苦労した時期が長かったために小口スポンサーを集めたがりなかなか切ることが出来なかった。それに対しマクラーレンは大口スポンサー数社としか契約しないとハッキリ打ち出し、大口スポンサーもそれに応えていた。90年代に読んだF-1の本だったか。。2018/05/15
あちゃくん
5
選手の移籍の話などサッカークラブに起こる実例を元に展開される良質のビジネス書。交渉の現場、アングロサクソンとラテンの違いの話などが面白かった。2010/07/03
Dekobank
3
昨年のクラブW杯のFCバルセロナの圧倒的なサッカーに魅了されて読んだが、残念ながら一般的な表現の多いビジネススクールの本という感じ。 【興味深かった点】 ▼2003年にはバルサも破綻寸前だった（と経営陣が思っていたこと） ▼対応策として緊縮財政ではなく、果敢な投資に踏み切った覚悟2012/04/11
