内容説明
貧しいけれど働き者の羊飼いの少年スーホ。ある日草原で拾った白い子馬を一生懸命に育てるのだが…少年と馬との悲しくも美しいモンゴルの民話。その出会いと別れの物語から、「草原のチェロ」とも呼ばれる馬頭琴(モリンホール)の由来が描かれる。
著者等紹介
大塚勇三[オオツカユウゾウ]
1921年、満州安東(現中国東北地方)生まれ。東京大学法学部を卒業後、平凡社編集局勤務を経て児童文学の道に入る
赤羽末吉[アカバスエキチ]
1910年、東京生まれ。’32年満州大連(現中国東北地方)に渡り、運送業通信電話会社勤務のかたわら満州国展で3回の特選を受ける。帰国後、50歳のとき『かさじぞう』(福武書店)で絵本界へデビューし、以後精力的に絵本を発表する。サンケイ児童出版文化賞受賞をはじめ、講談社出版文化賞、小学館絵画賞、’80年にはその全功績に対して国際アンデルセン賞絵画賞を受賞するなど国際的な評価も高い。’90年没
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